Sotto voce
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止まっていた時間が、もうすぐ動き出す。
もう二度と交わることはないと思っていた、私と彼の日常。 一対一ではないけれど、もうすぐ元相方と再会する。
二度と会わないほうがいいのかもしれない。 ひょっとしたら、友達にすら戻れないのを その場で痛感することになるかもしれないから。
己の感情が元で二人の間に入れてしまった亀裂を さらに深く、大きくしてしまうかもしれない。
彼の真意はわからない。 それでも、彼の方から呼びかけてきたのは事実。
会うべきか 会わざるべきか。
『その日』へのカウントダウンが始まった。 多分、当日の朝まで悩むだろう。 今さらどの面下げて彼に会えばいいのか。
こんなに迷うくらいなら 会わない方が、いいのかもしれない。 彼からの連絡が来ない日常、を ようやく苦痛に思わなくなり始めているから。
彼の事は忘れていない 恋心もまだ完全には消えていない。 でも、ほかのことに目を向けることで 少しずつリハビリができているような気がする。
今、会ってしまったら、また元通りになってしまわないか。
マイナス思考の私は、そればかり考えてしまうのだ。
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