Sotto voce
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2008年01月08日(火) 華やかな笑顔で傷つける。

気持ちを残したまま、なんでもないふりをするのは難しい。
心の奥底にくすぶった思いを抱いていても
そんなの関係ねぇ!!とばかりに前向きな「私」を装う

そんな私の裏表を、
あの女(ひと)はよく知っているはずなのに。

「あなたの為に言うけど
あの男(ひと)には二度とかかわらない方がいいわ」
「あの男のことで、いろんな女の子から相談受けてるの」
「あなたが傷つくだけだから、あの男はやめなさい」


そう忠告しておきながら
あの女は私の見ている場所であの男と仲良くしている。

「私はオトナだから あの男を適当にあしらって
あの男と付き合っていられるの」
そう嘯きながら。

それを目の前で見ている私がどう思うか
私の性格を知るあの女ならわかるはずなのに


あなたのためなのよ、と言い聞かせて
華やかな笑顔であの女は 私の心を踏みにじる

果たして無意識なのか わざとなのか
それを聴いてしまったらややこしくなるのはわかってるから

なんでもないふりをして ぎりぎりときしむ心を見せないように
目の前で繰り広げられる光景の傍観者に成り下がるしかなくて。


安積 紗月 |MAILHomePage

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