Sotto voce
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2008年03月06日(木) 温泉。

元相方と、よく行っていた温泉がある。

元々は温泉水を飲料用として販売する会社だったんだけど、
湯治客用に数年前に温泉施設ができた。

飲料水の商品名を出せばみんな知ってるんだけど
温泉もあるんだというのは意外と知られていない。

そこの温泉施設はかけ流しで、露天風呂付の家族湯がふたつあって。
家族湯というからには当然貸切で混浴もOKで。
冬になると相方とドライブがてら行ったものだ。

裸の付き合いとはよく言ったもので、
基本ツンデレ同士な私たちも、誰も見てない邪魔されないとあってか、
べたべたいちゃいちゃしたものだ。

正直、温泉があるだけで周りにはレストランとか何もないんだけど、
施設はまだ新しいし、掃除も行き届いてて清潔で、
しかも露天風呂から眺める霧島の山々の景色は素晴らしく、
本当は誰にも教えたくないんだけど、
聞かれればついつい教えてしまうのが人情ってなもので。

今シーズンも、既に友人カップル3組がその温泉に行き、
それぞれからいい所を教えてもらった、
ありがとう、って感謝の言葉を頂く。

それは嬉しいんだけど、
教えた当人の私は、相方とだめになったから
今年はあの温泉に行っていない。
一人で行く、あるいは自分の運転で誰かと行くには自信がないし
そこまで連れてってくれる人もいない。

できることなら、彼とまた行きたい。
友人として復縁はできそうな今の現状に満足しないといけないのに、
ついついそれ以上を望んでしまう。

相方のことを振り切って、
ほかの人とあの温泉にいける日は、いつになるんだろうな。


安積 紗月 |MAILHomePage

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