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私が思うロックとは血が騒ぐ事。 - 2002年02月16日(土) スティーブンがジョーの事を「こんな気持ちにさせてくれるのはジョーだけ」と 惚気まくっているロッキンオン3月号をようやく買った。 エアロはやっぱり怪物だ。タフなんだね。 半年も家に帰れない過酷なツアーの日々に辛さ、淋しさを感じる事があろうとも 「ステージの上では、一度だって孤独を感じた事はない。」というその強さ。 ファンに囲まれ、彼のエネルギーを受け止めたファンがまた彼に返す光景が 天国。彼の中にある理想のロック・バンド像に命を吹き込んでくれるのはファンだ と言うスティーブンはファン全体の愛をまるごと飲み込んで 自分達のパワーに変える術を掴んでいるのだろう。 ロックンロールとは基本的に、自由と喜びであり楽しい事だと思うと語る彼は 53歳と言う歳が信じられない程、パワフルで輝いている。 片や今号の表紙は1967年2月20日生まれと言うから生きていれば今年35歳に なっていただろうカート・コバーンだ。 「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」【ネヴァー・マインド】での 激烈な成功とそれゆえの苦悩と挫折そして衝撃的なその死に様と、伝説或いは 神話と化して仕舞った彼を思うとやるせなくなる あの大きな身体でギターを掻き鳴らす姿に、ある人の姿を重ね合わせてしまう。 今月号の中で当時のドラマーが「アルバム作りやツアーであんなに 辛い思いをするなんて、あってはいけない事だった」とか 「思い出すのはカートのギターを弾いている彼の手の形や口の動きで 今一番思い出すのは、幸せそうな笑顔と彼が本当に音楽を愛していたという事だ」 と語る部分では、涙を抑える事が出来なかった。 彼の抱えた孤独がどれ程深かったのかは想像もつかない。 比べるなんて馬鹿げた事だと判ってはいるけれど、 お願いだから自殺だけは止めて。 「だんだん消えていく位なら、燃え尽きたほうがマシだ」 そんなのは嘘だ。この世に生の有るうちは、生き続けなくちゃいけないんだ。 命の灯を自分で吹き消すなんて許されない。 あなたの生き様を見ているんですからね。忘れないで下さいね。 あらら!?何かコワイぞ。脅しだわコレじゃ(笑)
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