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レクイエム〜我が心の美空ひばり〜 - 2012年05月17日(木) 昨日の「徹子の部屋」に岡林信康が出演されていて 故・美空ひばりとの交友を話していた。 番組で流されていた岡林信康が美空ひばりに作った 「風の流れに」に惹きつけられて、 2010年に発売されたこの 「レクイエム〜我が心の美空ひばり〜」を取り寄せた。 岡林信康作詞・作曲の「月の夜汽車」と「風の流れに」の他、 「東京キッド」「角兵衛獅子の唄」「お祭りマンボ」 「 哀愁出船」等、有名曲を歌っているのだけれど、 特に「悲しい酒」「悲しき口笛」 「レクイエム〜麦畑のひばり」は、凄まじかった。 「悲しい酒」は、アコースティックギターとマンドリン。 「悲しき口笛」は、山下洋輔が加わってのジャズバージョン。 そして「レクイエム〜麦畑のひばり」は、 生前美空ひばりが作詞して岡林信康に作曲を依頼したものの、 そのままになっていたものを35年ぶりに引き出しから 探して補作詞&作曲して作り上げた楽曲。 これにも山下洋輔が参加している。 この「レクイエム〜麦畑のひばり」に涙が止まらなかった。 演歌の女王という名を与えられた美空ひばりという女性の 栄光と孤独。 片やフォークの神様と呼ばれ、栄光と隠遁生活そして復帰という 苦難を経た岡林信康。 レコードジャケットのひばりさんの表情が 本当に可愛くて眼差しが優しくて、きゅんとなる。 あれは、ひばりさんが岡林に 『まだお髭剃らないの?お髭剃ったらもっとイイ男になるわよ』 っていう風に覗き込んでいる場面なのだとか♪ このCDには、はっぴいえんど時代初期、岡林のバックバンドを 務めた細野晴臣も参加している。 美空ひばりが演歌にとどまらず、ポップス、ジャズにも 豊かな広がりを持っていたように、岡林信康もこのCDで、 フォーク、ロック、カントリー、ジャズのアレンジを 魅せてくれている。 味わい深い。滅茶苦茶格好良い! 音楽を聴いてこんなに涙を流したのは、久し振りだ。 ホッとした。まだ私は、枯れていないんだと思った。 今日の朝、珍しく「FROM YOSHIIKAZUYA」が朝に更新されて、 『でも一番怖いのは心に入ったバイ菌だよ〜((((;゚Д゚)))』 と書かれていたあの文字や昨日の 『くれぐれも我慢してほっときましょう』の文字に 心がざわざわして仕舞った私は、 吉井和哉が言うように、心にバイ菌が入ったのか?と 不安に感じていた。 けれど、この「レクイエム」を聴いて判った気がする。 「FROM YOSHIIKAZUYA」のピンク文字を見て 心に感じたものは、きっと抗体だ。 悪いモノ(細菌やウイルス・・・嫌な情報だったりとか 笑) に抵抗して,毒を出さないようにしたり、 感染するのを防いだりする為に。 まあ、意味不明な言い様だろうけれど、 自己免疫システムの一種だろうと思うので、 大丈夫だと自分に言い聞かせて置こう♪
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