鴨河童★備忘録
藤誠



 映画の日

キャシャーンを見ました。アニメとは別物と化してました。
唐沢寿明兄さん演じる「ブライ」は悲劇の悪役で、最初っから軍の人間にひどい目にあわされていて、悪というより正義の反撃なんじゃないのか?と思ってしまう。赤いマントを翻しキャシャーンと戦う様が見事。なんか、キャシャーンよりブライが主人公って感じの映画になってましたぞ。
あと、ミッチーも気味悪い悪役っぷりで頑張ってました。死に際も壮絶v
宮迫さんの演技は「北条時宗」で見たときも上手いと思ったけども、この映画では台詞無しの体当たり演技が見事。
映画は長すぎでした。「なるほどー、そうだったんか!」というエンディングではあるのだが、後半説明くさくてちょっと飽きた。将軍の息子が延々ギレン・ザビよろしく演説するのもなんだかなー、な感じで。あと30分はしょっても充分。

映画全体の雰囲気はイノセントと同じ感じで、オレンジ色がかってて、看板とか建物がネオ東洋みたいな雰囲気で。よくわかんない飛行物体がわらわら飛んでて高層ビルが沢山。町中至る所に上条将軍(大滝秀次)の顔のでかい彫刻があるのは笑って良いのか気味悪がっていいのか…(汗)

主人公の東鉄也が例の白いボディスーツに包まれて初バトルを繰り広げるところはなかなか格好良かったです。敵キャラのザグレーは美女だ。アニメでおなじみのヘルメットが被る前に壊れちゃうのも良い展開(笑)やっぱりあれ被ってたらいまいちビジュアル的に…

相対して面白かったと思います。唐沢さんがかっこいいので、是非見に行って下さい。

2004年05月01日(土)
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