雨のち晴れ...scbellen engel
見ることは無いと思ってた - 2002年08月19日(月)



昨年までの私は横浜の花火大会に毎年行ってた。
今年は、すっかり疲れ果て忘れてた。
二日間とも。
もう花火大会で、うきうきする事もないんだなって
思ってた。

ところが。

先週の金曜日、突然の誘いで多摩川の花火を
観に行く事になった。
あんなに、傍でおっきく見えた花火は初めて。
誘ってくれた、にゃ〜に本当に ありがとうを言いたい。

「にゃ〜」は
私のかつての仕事仲間で一度も二人で出かけた事なんてなかった。
私より、はるかに年下で本当に心優しい笑顔の可愛い子。
忘れた頃に、時々メールをくれる。
そして、彼女は この日記もほとんど読んでいるようだ。
私は彼女が本当に大好きで
なんの力になってあげた事もないけれど
彼女は、こんな私を慕ってくれる。
どこまで彼女が私の事を知っているか定かではないが
クリニック通いしてる事は知っている。
つい、この前までいた職場にも この子と一つ違い
(学年は一緒かもしれない)の仲良しの子がいる。
この二人は、私から見ると どこか似ていて
よけいな事は一切言わない。
私の戯言にも、耳を貸しかまってくれる。

話しは、ちょっとそれるが
今日読んだ本の一節に
「死にたいと言う人に対しなんていうか?」という
事が書かれていて、インタビューに答える子達は
「死なないでという」と言う子が過半数な中
一人だけ「何もいわない」という子がいた。
死なないでというのは、自分の願望を押しつけ
相手をかえって追いつめる気がするからと。
そのかわり、それらしい事を自分の前でにおわせた場合
とことん相手に付き合うという。
そして、相手も疲れはてた頃
「何、食べに行く?」と問いかけるという。
私はそれを読んで、涙がでそうになった。

そう。

上記に記した彼女達は、それに当てはまる子達なのだ。
決して無理な事は言わない。
無理に取り繕うわけでもない。
にゃ〜は私の日記を読んでいるようだが
もう一人の子は読んでいない。
でも、私の生い立ちや今の環境は話した事があるので
よくしっている。

話しを戻そう。
花火大会の日。
帰り道、人混みにまぎれ私達は はぐれそうになった。
その時だった。
にゃ〜が「はぐれないでね」と、そっと私の左手を
握ってくれたのだ。
その後、人混みを抜けても私達は手を繋いだままだった。
にゃ〜は、もともと人見知りもしないし
人なつっこい子なので、無意識にいつも友達とも
そうしているのだと思うが、私にとって その手のぬくもりが
どれだけ心ほぐしたか・・・。
彼女はまだ、20代になりたてのほやほやなのだ。
(にゃ〜、ばらしてごめんっ!笑)
そんな彼女に私は心を揺さぶられた。
彼女の家族は、とっても仲良しな家族で
私は本当に羨ましく思う。
どんな育ち方をしたのだろう?と聞いてみたくなってしまう。
いや、今度きいてみよっかな。
ご両親にも、是非お会いしてみたいものだ。
彼女が家族の話をする時の笑顔が又、私は好きで
癒される。もう一人の子にしてもそうだ。
職場にいた時はよく、その子に
「要、母面談求む!」なんて言ってたもの(笑)

にゃ〜へ。
本当に花火、きれいだったね!
私の大好きな あんぱんまんも写真に撮れてたよ(笑)
でも、うちらの顔はちょっと近すぎて
ボケてた・・・└(T_T;)┘
そんでもって・・・本当に誘ってくれて ありがとう。
私が生きてるかぎり、あの日の事は忘れない。

・・・・・・・・・・・・・*

私は今、自分と本気で戦い続けてる。
天使と悪魔が毎日、時間かまわず喧嘩し続けてる。
いつ悪魔が勝っても おかしくない。
天使はかなり弱っている。
悪魔が勝ってしまったら・・・。

・・・・・・・・・・・・・*

最後に。
明日、お会いする予定だった皆さんへ。
私は行きません。
チケットは手元に二枚残ったままだけど
誰かに譲る気もないし、かといって捨てる気もない。
これが今年、私が選んだ結果です。
行きたくてもチケットがとれなくて行けない方々には
大変、申し訳ないけれど これは私の中の問題で
ある決心でもあります。
皆さんとは、いつか お会いできる日が来るといいなとは
思っておりますが・・・解りません。
ある決心については
そのうち書けると思いますので
今は、このまま見過ごしてやって下さい。
いつまでも、彼等を愛し続けてあげて下さいね。




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