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2006年08月02日(水) 教育格差

あいにく、世界がフラット化するにつれて、大量生産の仕事はどんどんオートメーション化されるか、アウトソーシングされるようになった。知識があまりない人間には、まともな仕事がまわってこないようになった(中略)いまは予算や有能な職員がとぼしいハイスクールを出ても、先行きは暗い(中略)われわれは若者すべてを、きわめて高い水準まで教育する方策を見つけなければならない。若者のスキルをアップグレードできなければ、スキルの低い者は賃金を下げることによって競争力を維持しなければならなくなる。
(トーマス・フリードマン『フラット化する世界』)

十分な教育を受けられるということは、
非常に恵まれた環境にある。
だが高等教育に進むにつれて、
そのような環境を手に入れるためには、
自らの努力に加えて、
経済的余裕が必要となる。
そして教育の差は、
将来の経済力の差につながる。
この連鎖を解きほぐすことが、
公教育に可能だろうか?


sora |MAIL