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■ 決断
長年続けてきた事に終止符を打つ場合、 そうするためには少しの勇気が必要に思う。 自分の仕事しかり、昨年閉鎖したサイトしかり・・・
その決断は自分でするものであるが、 他方で自分の意思とは関係なく、 ある日突然やってくる場合もある。
今日、娘がまさにその日を迎え、 終止符を打つべきかの選択を迫られる局面に立たされたようだ。
小学校3年生以来今日まで約5年間、 一日たりとも学校を休まなかった彼女が、 体の不調により学校を休んだ。 無欠席という勲章が彼女の誇りであったため、 「休む」と決断するまでに相当悩んだに違いない。 あと1週間・・・そうすれば今学期も無事に終えるはずだった事が、 余計に悩ませたかもしれない。
物事を続けるにあたり、それがいつまでも続く事はほとんどない。 全ての物事には必ず終局面がくると言ってもいいだろう。 それでも、出来る限り続けられるに越した事はないかも知れないが、 そうする事で自分の定めたルールに縛られてしまい、 更に自分を苦しめる結果になってしまう。
そうなる事は、父親である自分自身が良く解っているため、 娘に電話を入れ、「気にしないでゆっくり休め」と伝えた。 もっと気の効いた台詞が言えればいいものの、 継続する事だけを目標に頑張ってきた娘に対し、 それを止めなければならない選択をした娘に対し、 一体どれ程の言葉をかけてやれるだろうか?
子どもは些細な事でも意地になったりするもの。 記録なんて必要ないのに、そんなに頑張らなくてもいいのに、 自らのキャパ以上に無理をしたり頑張ったりするもの。 そんな無理しなくていいのに・・・と思う事がよくある。
これで娘も自らに課していた呪縛から開放されたと思う。 心の中では良かったと思う部分と、 緊張が途切れた娘の今後を憂えう部分が交錯している。 ま・・・そんな事をおくびにも出さず、帰ったら娘に向かって 今までよくやったねと言ってやる事にしよう・・・
2003年03月17日(月)
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