count down to the end/A[mail]
|
最も焦ってる人■2003年01月14日(火)
生徒とは、昨日は夕方に少し会い、夜になって電話で話した。
受験がいよいよ迫ってきて、精神的にはかなり追いつめられている様子だった。
彼女は、
落ちたら親に申し訳ない、とか、
浪人してあともう一年勉強したらもっと勉強が出来るようになるのに、とか、
あと一ヶ月だけ頑張ればいいのに、耐えられなくなってきた、とかこぼしていた。
まあまあ、落ち着け、落ち着け。
今やれることをしっかりやって、最後まであきらめなきゃいいんだよ。
あげく、彼女は、
「彼氏に一方的に“落ちる”とか言われて、ムカつくから、メールも電話も着信拒否にしてやった。」
と言う。
…なんちゅうことを言うんだー、ってか君も君で着信拒否はやりすぎじゃ…。
生徒は心配そうな声で続けた。
「ねえ、誰か“絶対に受かる”って言ってくれないかなあ…、私、こう見えても、結構小心者よ?」
僕は、大丈夫、受かろうよ。受かりたいと言う気持ちが強ければいい結果が出るよ。言った。
「先生に言われても、全然安心できないんだってばー。だって、先生が一番焦ってるじゃん?“時間がない、時間がない”とかばっかり言っててさー。」
すーみーまーせーんー。
もうちょっと、余裕を持つようにしますー。
午前0時頃から30分くらい話し、生徒はやや落ち着いた。すると今度は、
「よし、やるぞー!今日は3時まで!」
と勢いが良くなった。
いきなり無理すんなって。
体調崩すのが落ちだよ。
最後まで持ちこたえるペースでやりゃいいんだよ。
しっかり寝ることを約束し、電話を切った。
|