職場に一歩足を踏み入れると、たちまちわたしは自分が異邦人になった様な気がする。見るもの、起きるできごとがわたしのテンポとはかけはなれたスピードで過ぎていく。これは現実に起きていることだろうか?現実を受け入れたくない、それはできないと、必死に抵抗し、固い鎧を身につけて自分を守っている。からだの動きに気持ちがついていかない。運動会のすべての競技に出場したあとのような疲労感が残って1日が終わる。