DAoCをやろうとしてRenderer creation failed!とか出て考え得る限りの方法を試したが直らず自分のスキルを疑っています(マテ。なぜだ。あと何が残されてるんだ。ああ、メモリが足りないか。もうPC買い換えるしかねえな。
と、マイナーすぎる話題なので改行したりしません。 何だろう、私って詩を書き始めるとがりがりって一気にやっちゃうタイプだわ。 一気に三本ぐらい。 で、一発目に出てきた奴の劣化版になることが多い。苦笑。
「夜」
+イントロ 結露した窓にイルミネーションがくもっている さびしい道を車が通るたびに 天井をヘッドライトが照らしては消えていく 2004-5 新しい年に関わりなく闇は塗りつぶされていく
+小さな頃 カーテンの隙間から夜を覗き込むと 夜も私を覗いていて 星も月も死んだ世界ではふたりぼっちなのだと思っていた
メールセンターがパンクしているらしい 繋がりが途絶えるといらいらするのは病気だ 窓を破って伝書鳩でも飛ばそうかと妄想する
と、覗き込んだ妄想の窓に 夜が震えていた もう何処も不夜城で、と言い訳しながら 彼は唐突に部屋に入る 私の部屋に夜がやって来た日 生まれて初めて、寒さを感じた日
+夜は瞳の中が好きだ 私は彼のために蛍光灯を外してキャンドルを灯す じっと火を見つめていると 夜はむずがゆそうに私の目の中を泳ぎ回る
その日から世界中で私だけが夜だった 人混みでもベッドでも 春が来て、夏が過ぎても ささやきが嬉しかった 夜は優しい
部屋の窓にはガムテープで目張りがされている 夕暮れを知らない私たち 朝日を知らない私たち
+旅に出たかった 夜は部屋を出たくないと言ったけれど 私は夜に世界を見せたかった 瞳の中や、冷蔵庫のかげばかりに彼を縛り付けたくなかった
きっと夜は知っていたんだ もうこの部屋が世界中で最後の夜だってことに
旅に出るって決めたときから 夜は急に暖かくなって 私は毎晩寝付けなかった 瞳の奥からなぜか涙がこぼれてきて 夜が泣いているのか、私が泣いているのか全然わからない
+雪原が良かった 荷物はボストンバッグ一つ 白さがまぶしかった でも、こんなに暗い明るさを私は他に知らない
夜が、ふいに瞳からいなくなった気がした 雪原が群青に染まっていた 白夜が続く 立ちつくして瞳の奥が熱くなる 照り返しだ、照り返しに夜が混じっている 白夜がのしかかる
世界はこんなにまぶしい 夜というフィルタがない今、圧倒される ようやく終着駅に立っていた
空に手を振ればいいのか、雪原に手を振ればいいのか、瞳に手を振ればいいのか グッバイ、オルヴォワール、再見、ダスヴィダーニャ、アディオス、アウフヴィーターゼン さよなら 乾いていた、喉も、声も、木々も
+PCの蛍火が私を照らしている もう窓は開け放たれている 空はのしかかったままだ 真昼の暗さをようやく直視し始めた
時折夜がささやく気がして 私は鏡を覗き込む そのたびに瞳の奥に最後の白夜を思い出している
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