今日のわたし
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2006年01月11日(水) 近隣所

近所づきあいは日常の生活の中では最重要事項というわけではないけれども結構大切な位置にあるものだと思う

ちょっと騒がしくして迷惑かけてしまったとしても、普段から付き合いがあってどういう人が住んでいるのかを知っていれば事情を察することができる
ああ、そういえばあの家のあの人はあれだから仕方がないわね
とか

いささか古い話ではあるけれど、お醤油とかお味噌とか夕飯でほんの少し足りなくなってしまったら、最終手段としてご近所の人から少しだけわけてもらったり
普段から仲良くしてればこれくらいモチツモタレズってやつで

今年みたいな大雪降ったりしても近隣住民総出で協力して除雪作業をする
隣んちがご高齢の夫婦のみだと知っていれば雪かきしなくても文句言わないし、寧ろそのぶんをやってあげたりとか
そうすればあんなニュースで騒ぐほどの死傷者もでないと思うし



先日の夕刻ももさもさ降ってました
その中を雪ダルマになりながら帰宅すると
うちのアパートの階段があるそばに住んでいるおばちゃんが家の前の雪かきしてました
超近所なので挨拶しました
人として常識ですよね
おばちゃんも手を休めて挨拶返してくれました
おばちゃんがあまりにもしんどそうだったのでお疲れ様ですとかなんとかいったような気がする
そんで少し世間話をしました

わたしがおうちに帰るには階段を上らなくちゃいけなくて
でもその階段の入口は未だ嘗て一度も雪かきされたことがないので、
雪が降る→とけかける→凍りつく→雪が大量に降る→踏み固められる→屋根にできたつららが融けかけて滴ったことによって再び凍りつく
これの繰り返しでちょびっと酷い有様になっているのです
段差など見る影もなく見事な傾斜を作っているのです
そこにまた雪が降り積もっているのでそれはそれは危ない


おばちゃんがね
わたしがその難所を渡る様を見て
「これ、危ないわよね」
とかって!!
スコップでがしがしやってくれたじゃありませんか!!!
なんて有難い!!
一人暮らしオンリーのアパートに除雪道具などあるはずもないので大変、それはそれは大変に有難いご好意だったのです


わたしはその時ほど「挨拶」とか「ご近所づきあい」の大切さを実感したことはありませんでした


挨拶しても返してくれないおばちゃんもいれば、こうして人んちまで手を差し出してくれるおばちゃんもいる
なんとも不思議な地域ですね

地域と言えば、昨日だか一昨日の朝刊で、特集コーナーではあるけれど一面だし結構大きい記事なので目立つったらありゃしなかったのだけど、悲しいことに我が地元のことが書かれているではありませんか
老人の町だとは前々からわかってはいたことだけど
まさか
本当にまさか
マジで半分が50才(だか60才/あやふや)以上の高齢化社会だったとは……
こうして改めてそれも大衆に数字を突きつけられると、なんていうかそのうち閉山するんじゃねって不安もよぎるわけで……(閉山って…/笑)


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