Seakの日記
日々感じたことを書き留めていこうと思っています。

2002年05月20日(月) 暇つぶし

今は大学にいる。
そして、四限は休講だ。
だから、暇つぶしにコンピュータ室で日記を書いているのだ。
…「休講」くらいすぐに変換してほしいものだ。
大学のIMEには学習機能がないのだろうか?

ちなみにここの環境では、
僕の気に入っているMDIBrowserも使えないようだ。
まあ、Windows NT Terminal Serverなどという
よくわからないOSを使っているから仕方ないといえば仕方ないのだが。
マウスジェスチャはもう病み付きだ。
試したことのない方には、ぜひ一度使ってみることをお勧めする。
たとえ最初はよく分からなくても、五分で慣れることだろう。

九州大学でオウム真理教関係者が入学拒否されたという問題があるらしい。
人権保護団体が抗議しているようだ。
いつも思うことなのだが、本当にそう思うのであれば、
自分の所属している企業なり大学なりに、オウム真理教関係者を入れてみるといいのだ。
普通の人間なら、それでまったく平静でいられるはずがない。
他人事だから、そうやって人権保護などときれい事を言えるのだ。

百歩譲ってそれもできるとしよう。
しかし、それでもし、自分の家族なり自分自身なりが
サリンで毒殺されそうになったらどうだろうか?
それでも自分の判断が間違いでなかったと言い切れるだろうか。
多くの人は自分の身を守るために当然の選択をしているに過ぎない。
人権保護団体だとか環境保護団体だとか、
そういう人たちはその辺をよく理解してもらいたいものだ。

僕が知っている中で一番ひどい例は
長野オリンピックの時の環境保護団体の活動である。
当時は結構話題になったのだが、
スキー競技が貴重な植物に影響を与える、というものである。

スキーというものを知っている人なら誰でもわかると思うが、
スキーというのは雪の上を滑るものだ。
そして、これもきわめて当たり前で言うまでもないことだが、
通常、スキーですべるような雪の上には植物は存在しない。
しかし、環境保護団体は植物保護のためにスキーを中止すべきだと訴えたのである。
きわめて明確で疑問の余地のない、明らかな矛盾である。

マスメディアによって情報がゆがめられると
このような当然の事柄ですら、よく理解できないことがある。
しかし、幸運なことに僕は、かなり直接に近い形でその状況を知ることができた。
僕の身近にマスメディアの人間がいたから、僕はマスメディアを信じなくなったのである。

彼らは自分の存在を示すことと自分の意見を通すことが、
本来の目的である環境保護よりも重要になってしまったらしい。
簡単に言えば、「本末転倒」ということである。
その点、テロリストに共通するものを感じられる。

このように、人権保護団体にしても環境保護団体にしても、
本来の目的を見失うと、そもそもの理念が極めて高尚であるために
批判を受けづらい、最悪の圧力集団と化す恐れがある。
ちなみに、これもまた言うまでもないことだが、
最初の例である人権保護団体がオウム真理教関係者の人権を主張した例では、
たった一人のオウム真理教関係者のために、多くの九州大学関係者の人権が阻害されている。
危険から身を守りたいと願うのは、きわめて当然の欲求である。
そして、あれだけの事件を起こした教団の関係者を危険とみなすのも、
きわめて当然のことである。
事件の大きさに比例して、社会的制裁の強さも大きくなるのだ。
この社会的制裁がなければ、犯罪者に対して十分な抑止はできないだろう。

極端な例がイギリスにあった。
重大な性犯罪者の存在を、周辺住民に広く知らしめるというものである。
大衆系の新聞がおもしろ半分に扱ったということには問題があるが、
このこと自体はきわめて効果的な手段であると思う。
性犯罪は、ほぼ間違いなく、過失ではなく故意によるものだ。
そして、故意による犯罪の中でも、
自分の単純な欲望から発するきわめて低レベルのものだ。
性犯罪者は、犯した犯罪について論ずる前に、人間としてそもそも異常であると言える。
自分の欲望すら制御できない人間が
社会に存在することを許してはならないだろう。
もちろん、それも程度によるが、性犯罪が許せるレベルであるとは到底考えられない。
僕に言わせれば人ごみの中で煙草を吸うのも、むやみにゴミを道に捨てるのも、
社会的に許される行動ではないと思うのだが、
この程度であれば一般的には許されるレベルなのだろう。

このように、犯罪者には社会的制裁を加えることが重要であると考えられる。
要するに見せしめだ。
理想が存在し得ないことは歴史が証明しており、
あくまでも理想に近づきたいのであれば、それ相応の犠牲が必要だ。
よって、平和な社会に仇なすものはそれ相応の報いを受ける必要がある。
これは頭の悪い未成年者といえども変わりはない。
19歳なら許されて20歳では許されない、というのは明らかにおかしい。
被害者から見れば、犯罪は誰が犯しても同等である。
その制裁も、誰に対しても平等に行われるべきである。
ただ、同じ制裁でも、甘やかされて育った苦労知らずの子どもと
辛酸を嘗め尽くした苦労人では精神的な負担が違うだろうが、
それを評価することはきわめて難しいし、あまり意味もない。
それまで苦労してきたからこそ負担も小さいのだろう。

…我ながらわけのわからない日記である。
まあ、要するに言いたいことは、
犯罪者なんていなくなってほしい、ということである。
でなければ、犯罪者から身を守れるだけの力がほしい。
犯罪に巻き込まれてもいろいろなものを守れるのであれば、
無理に犯罪者を排除しなくてもいいのだが…。

ここから先は家に帰ってから書いているのだが、
あえて書くようなことは、なにも起こっていない。
いつもより電車に人が多かった気がしたが、
それも、乗った車両が悪かっただけのことだろう。

そういえば、朝、ユニクロで傘を買った。
昼になったら晴れ上がり、まったく無駄になると思っていたら、
夕方になって雨が降った。
まったく、よく変わる天気である。
ちなみに、昼は珍しく、狐の嫁入りだった。
太陽が出ているのに雨が降っている、というやつである。

天気予報はずっと曇りということだったので、
まあ、見事に外れたと言ってしまっても問題はあるまい。
なんせ、透き通るような快晴だったのだから…。

明日も、二限から五限まで講義を受けて、
最後に家庭教師の仕事が入っている。
まあ、三限は休みだが、その三限にも
レポートを書くつもりだから休みにはなり得ない。

あとは、友人の彼女が熱を出して病院にかつぎ込まれたとかで
今日、その友人が休んでいた。
メールを打っておいたが、まったく返事がない。
結構大変なことになっているのかも知れない。
ついでに、昨日、朝の四時に電話をかけてきたやつも
大学には来ていなかったようだ。
…再履修が多いやつなので、単に同じ科目がないだけかも知れないが。

ワールドカップに興味がないといいながらもう一言。
ベルギーがフランスに勝ったらしい。
フランスの事情はいろいろあるだろうが、
これでは、日本はベルギーにはとうてい勝てそうもない。
だいたい、フランスとやりあって5−0ということが問題視されているが、
ちょっと考えてみればそんなことは当然だ。
今は知らないが、今の現役選手が子供の頃、
世の中はまだまだ野球全盛の時代だ。
そんな中、国家戦略としてサッカーを強化してきたフランスに、
日本が勝てる道理はない。
もし勝てるとすれば、もともと身体能力が優れた人種であるという場合だが、
それも、フランスの方にはあり得ることだとしても、
日本人にはあり得ない。
現状を見ても、この程度の環境で
よくもまあ、これだけ善戦しているものだとあきれてしまうほどのものだと思う。

ただ、ロシアは不調だと聞く。
まあ、全試合引き分け、というのが一番いいのだろうか。
誰かが勝てば、必ず誰かが敗北する。
そのことによって勝者が利益を得た分だけ、
あるいはそれ以上に、敗者は様々なものを失う。

明日も大変だ。
今日は早く寝ることにしよう。
…いつもこう言っていて、全然早く寝ないからな。
今日は本当に…。


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