深夜に、「もっと勉強しなくては」という夢で起きてしまった。
「ああ、そうだ。おれはダメなやつなんだ」と言葉が、心に浮かんでくる。
なぜだろうか・・・
寝汗のTシャツを替えるために、洗濯機の前にいく。
「ああ、おれはこんなにも幸せなのに」と清潔な家族の洗濯物を見て思う。
なにもなくても、自分を否定する癖が染みついている。
「もう、この自分を否定する癖を取り去ることはできないだろう」
親に与えられた、自分の言葉でつむいできた結果なのだから。
しかし、しかしだ。
癖を取り去ることはできないが、癖を浮かび上がらせないことは、そういえばできていた。
「勉強してクタクタになること」
だった。
「目標を設定して、勉強して、頑張ること」
だった。
明日から頑張ろう。
Tシャツを清潔なものに替えて、寝床に入ろう。