カンラン
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2002年03月16日(土) |
可愛イダケジャナイノデス。 |
「こぶし」というんだそうです。
私がずっと「たまねぎの花」と呼んでた植物。 にゃはは。似ても似つきませんね。
この時期, 川沿いや公園,いたるところに咲いてます。
葉っぱのない枝に大きな白い花を たくさんたくさんつけて, 遠くからでも私の目を引きつけます。
皮を剥いたたまねぎを 枝のあちこちに ぽこぽこぽこぽこ刺したような いたずらな姿。 見ているとなんだかだまされているような気になります。 おもちゃの木っぽい。
プレイモビルのような やさしくてかわいらしいおもちゃのモデルにするには,もってこいな雰囲気です。
いつだったか 元安川のほとりに 雨つぶの重さに耐えきれず 花びらをたくさん落としているこぶしの木があって, しゃがんで拾い集めてみました。
果物を剥いたあとの皮のように しっかり厚みのあるみずみずしい花びらでした。
朝出かける時によくするように 気に入ったものを一枚, 本の間にはさんで持って帰ろうと思ったのですが, 手にしてる間に みるみる黄色っぽく変色しはじめる そのあまりにも厚い花びら。
私のそばでは きっとあっと言う間にきれいなかたちをなくしてしまいそうだったので, そうっと雨に濡れた木のそばに 戻しておきました。
人間の世界のように きちっとしたカレンダーなんてないはずなのに しっかりおやすみをとった後, 毎年おんなじ時期に花を咲かせる植物たち。 不思議です。
なまけものの私だったら, 「今年はおやすみさせてもらいます。」って 眠ったふりをし続けるかも知れません。
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