カンラン
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2002年04月21日(日) アリガト。

ことば。
ことばって,
こんなところにもあんなところにも
至るところに,
ほんとに至るところに溢れかえっているけれど,

私のために
誰かが紡いでくれることばって,
そんなに多くない。

でもそれは
重みがあって,あたたかくて,ふんわりしていて,
こぼさないように
ちゃんと受け取るには
両手いっぱいいっぱいを広げないとだめです。

端から見れば
私がそのことばたちを抱きしめているようですが,
実はまったくの逆で。
そのことばたちに私は包まれてる。
生かされてる。
癒やされてる。

軽い気持ちで手を伸ばして
ひょいひょい受け止められるほど
簡単なことじゃない。

私の頬に吹きかけられた瞬間の
一瞬のひんやりが気持ちいいな,って思う。

気持ちいいな,って思った
次の瞬間,
からだがかぁぁぁぁっと熱くなります。

ほっぺたから
のどを通って
胸の方へと
どんどん体内に取り込まれていくような感じ。



「殴ってやろうかと思った。」って
初めて言われました。
人から。
びっくりしました。
と同時に,
私がひとりでくよくよめそめそしていた時期に,
その人が離れた場所から
そんな私のこと
考えていてくれたんだということを知りました。


自分ひとりで何とかしようとすることは
人に迷惑をかけない,
正しいやり方だと思ってたよ。


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