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■ なにがなんだか。
森山未来くんが「さよなら、小津先生」に出ていたことを知って(というか、その情報を見て思い出し)、ビデオを借りに行ってきました。
その前の日、頼んでいた「メイキング・オブ・ウォーターボーイズ」という本が届いていて、読んでみたら石垣佑磨くんと瑛太くんは映画「あずみ」で共演済みと書いてあって「えーっ!あれって小栗旬と成宮寛貴くんが出てたやつだよね!」とか思ってついでにビデオ屋で見てきたら、確かに出てました瑛太くん。しかも、「瑛太」じゃなくて、姓が前についてました(忘れたけど)。
ということは、ごくせん仲良し5人組のうち、松潤とクマのぞく3人とも「あずみ」に出てたんじゃん!とかちょっと感動。いや見ないけど。
で、1軒目になくて2軒目でようやくビデオを発見して(多分DVDは置いてないと思ったので)6巻全巻借りてきましたよ。1話目から見ましたよ。
……ここにもいたよ、瑛太。
しかもメインキャストで。 何で気づかなかったのかつーと、これの場合はアレです。 役柄と、髪型がウォーターボーイズの「田中」役とかけ離れていたからです。間違いなく。 なんかぼさぼさーって感じの髪型で、チンピラとも面識があったりするやんちゃな役で出てましたので。 でも、ウォーターボーイズで瑛太を認識した後だったので、ちょっとカメラの前を通り過ぎるだけのシーンだった時に「あれ?あれって瑛太?」と気づきましたよ。
そしてもう一人。 ……クマも小津先生に出てたんだね。。。
小津先生は初回から見ていたわけじゃなく、殆ど最終話に近いところからしか見てないので、余計気づかなかったのかなーとか思いますが。こっちは、ごくせんとほぼ同じ役柄で、でも、ごくせんとは演技が違って、あー、なんか役者さんて凄いなーとか思ったりしました。
なんかね、あっちこっちで同じくらいの若手俳優さんが共演してて、頭の中で混乱してまとまらないんですけど。
役者さんて、その役柄によって顔つきも変わるんだなーと、ほんとに感心しました。 小津先生の瑛太と、ウォーターボーイズの瑛太の顔つきが違うのは、単にシンクロ猛特訓で引き締まったせいじゃないかという気もしますけどね(笑)
でも、オレンジデイズの瑛太と、小津先生の瑛太は顔違うし。 もう20才は過ぎてるのに、まだまだ顔つきが変わる年齢なんでしょうかね。
そうそう。小津先生に出ていた瑛太は「EITA」という名前で、ウォーターボーイズの資料を見たところ、それが俳優デビュー作だったらしく。 デビュー作でいきなりメインキャストってすごいねー。全然気づかなかった。 ……でも彼は一体何度名前を変えるんだ(笑) どう変えても「えいた」ということは、この「瑛太」というのは本名なのかなぁ。
あぁ、やっぱりなんかまとまらないなー。 ウォーターボーイズ演技フルバージョンとか見た興奮が収まってないのかもしれませんが。
で、小津先生。 泣きました。自分でびっくりするくらい泣きました^^; そしてもの凄い勢いで「DVD購入」の方向へ突っ走ってます。 いや、さすがにごくせん・ウォーターボーイズ(ドラマ版・映画版)の後なので、すぐには買えませんが。 レンタルだと、いちいち借りに行かなきゃいけないので面倒なんですよねー。本当は映画もDVD買いたいぐらいだし。ただ、映画は、ドラマと違って「このシーンが見たい!」という欲求があんまりないので、借りるだけで何とか誤魔化してるんですけど。ドラマは「この回のこのシーンが見たい」という欲求が多くてですね。借りるより「見たいときにいつでも見られるように」購入しておきたいわけです。
小津先生は、森山未来目当てで見たんですけど、全体的なキャスト的にはメインキャストじゃないのね。生徒役としては瑛太と一緒でメインキャスト(っていうかリーダー)なんだけど。だから、ドラマを借りたとき、スタッフロールになかなか出てこないので「あぁ、そっか。メインは田村正和なんだっけ」とか新鮮に思いました。
泣いたのは、タオル燃やす回と最終話に向かう辺。 タオルを燃やす回は、ピカ(ごめん、役者名わからないんだよ……)の「やだ!やだよ!」の台詞ですね。すごくグッとくるものがありました。 決意を込めて燃やした井本、その理由をすぐに理解した松沢。この二人の連携っぷりも「あぁ、この5人組の1、2はこの二人か」と思わせる感じで良かったですね。
で、最終話。 新人戦出場のために辞職して、でも生徒にも先生にも内緒にして、生徒が自分を、ではなく、カトケンをコーチとして認めるようにするために裏工作して。 真実を知りながら、敢えて裏工作に乗って、必死に跡を継ごうとするカトケンの姿にも、裏切られたと思いこんで傷つく生徒たちにも、完全に自分が嫌われた、とわかった瞬間「これでもう大丈夫」と呟いた小津先生にも。 泣けました。こちらは、演技に泣けたというより、ストーリーに泣けました。
あ、そうそう。以外だったのは小日向文世さん。 オレンジデイズでも、救命救急でも、飄々として、でもどこか暖かい役を演じられていたので、小津先生の理詰め主義で処罰が口癖の冷たい先生役には何だか「おぉ」と思いました。でも、そっちも違和感なく演じられていて、流石でしたねー。いや、見ながら、いつかどこかでオレンジデイズの先生みたいな台詞が出てきそうな気がしながら見ちゃいましたけど。そして最終話、何も真実を知らないのに裏工作をうっすらと気づくあたりにも、さすが先生わかってる。と思ったり。 そうそう、この先生、すっごい理詰めなんですけど、担当教科が数学っぽくて(三角定規とか持ってたので)笑えました。似合ってる!みたいな。そういう細かい設定配慮も感心しましたねー。
ユースケ・サンタマリアも、いい役者ですよね。コメディアンぽいけど(笑) バラエティにいても全然違和感がない分、せつない演技とかは棟に来るものがあります。 小津先生の限っては、喜劇風味だったけどね(笑)でも絶妙のつっこみが良かったですねー。そして、一番顕著に成長したのが彼だと思います。 一番身近に小津先生がいたんだから当たり前か。でも、ただエリートを転落しただけの小津という男が、金融界ではエリートだったかもしれないけど、教師に何の感慨も持っていないただの男が、周囲を変えていく。そして、自分も変わっていく。 いわゆる王道学園ドラマとは違ってて、でもやっぱり王道で。不思議に気持ちの良い作品ですね。
私、金八先生って嫌いなんですよ。ドラマ。 昔っから大嫌いで。一度も通して見たことないんです。たまたま家族が見てて否応なく見ちゃった回とかがあっても。 でも、小津先生やごくせんは好き。どれも同じ学園ドラマですよね。 オレンジデイズも、これは大学だから少し違うかもしれないけど学園ものですよね。これも好き。 何が違うんだろう、と考えたんですけど、なんとなくわかりました。
痛いんです。金八先生。 あれは現実だから。フィクションだけど、ノンフィクションだから。 小津先生もごくせんも完璧にフィクションです。あんな生徒めったにいないし、あんな先生もいないし、あんな事件も起こらない。 だけど、金八先生はリアルで。 あんな生徒、いるんです。あんな事件、起こるんです。 私はそれを体験してる。 だけど、あんな先生には出会えなかったから。 だから痛くて嫌いなんだと思います。
さて、話はウォーターボーイズに戻りますが。BOXには特典映像ディスクがあって、まだ、その特典映像と、最終話しか見てないんですが、どうも再放送でやっていたウォーターボーイズはCMの時に随分カッとされているみたいで、(私にとっては)未公開の映像が結構あるみたいなので、初回からじっくり見直してみたいなーと思います。
それにしても石塚くん。これが俳優デビューだと思いませんでした。びっくりです。太田プロは芸人さんが多いですが、頑張って俳優部をもり立てていってください(笑)
前述のメイキング〜本の中にあるインタビューや、BOXの特典映像の中で、彼らが普通に下の名前で呼び合ってるのを見て「本当の高校生みたいだなー」なんて思いました。いいな。そういうの。一番上は28才。一番下は15才。それが一堂に会して高校生役をやってたなんて不思議です。 特に映画版ウォーターボーイズに憧れて、映画のシンクロ部分を演技指導した不破コーチの主宰する集団に入った二人が、今度は本当のウォーターボーイズになった逸話なんか、すごいですよね。あぁ、彼らは夢を叶えたんだー、みたいな。運命の神様っているのかなー、みたいな。
……それにしても山田孝之。 5mも泳げないカナヅチだったのに、良く受けたね、このオーディション。。。 それが、不破コーチによる三日間の個人レッスン後、みんなでやった合宿が終わる頃にはタイムが10秒も縮まって、その上、ボーイズ32人の中でも上位に入るスイマーに変身していたというのだから、すっごいなーと思いました。
そして石垣佑磨! サンドバッグを蹴ってるシーンは誰でもそれなりに出来るだろうからともかく、ピアノを引くシーンまで本人がやってるとは思わなかったよ! テコンドーとピアノが特技って!思いっきり笑いました。ごめんガッキー。。
森山未来も5才からダンスをやっていて、しかもジャズダンスからクラシックバレエまでなんでもござれっていうのを見て、つい「君はぺっと」の松潤の「モモ」を思い出しましたよ。……いるんだね、本当に。天才って……。 特典映像で柔軟やってる森山未来、すっごい体柔らかかったもんなー。 しかも、不破コーチ自身が出来るようになるまで半年を要したという技を一日でマスター! すごい。すごいよ森山未来。コーチ凹ましてどーすんだよ(笑)
うん。 役者さんはすごい。 それに尽きると思います。
だから、ウォーターボーイズは見ると元気が出るの、かな。
2004年07月12日(月)
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