lucky seventh
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2002年06月10日(月)

夢を見ていたかった


「おとなになんてなりたくないよ」

一つ下の妹はいつも言っていた。

「だって、おとなになると忘れちゃうんでしょ?」

悲しそうに夜空を眺め

「そんなのやだよ」

いつも、そう言っていた。



大人になることは忘れることだと誰かがいった。

大人になることは今の自信の揺るがすものだと誰かがいった。



「こわいよ」

生きることが?

「こわいよ」

死ぬことが?

「こわいよ、こわいよ」



それでも、世界は変わり続ける。

そういって微笑ったのは私だったのだろうか?

それとも.........?


変わらぬ夢を見ていたかった


ナナナ

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