lucky seventh
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2003年12月10日(水) 12/6(土)に見た夢

暗い夢の中で何度も謝っていた。
心の中で何度も何度も、
ごめんなさい。
ごめんなさい。

そらは暗く厚いくもに覆われている。
はだしで田んぼの中を走る。

一刻も早く戻らなければ……

あそこに居場所なんてなかったけれど、
それでも走った。

兄さまに弟に、後継ぎに不足はない。
出来の悪い私(わたくし)などいらないのに、
それでも他に居場所がなくて、
必死で走った。

浅猫(あさねこ)にまで見捨てられたら生きていけない。

言わなければ伝わらないことの方が多い世界。
それでも、私は伝えることを恐れた。
それなのに、伝わらないのならば消えてしまいたかった。

ごめんなさい。
ごめんなさい。
ごめんなさい。

家について引き戸を開ける、少しさきの玄関に見える。
浅猫の見下ろす眼差しがどうしようもなく痛かった。
とうとう、いらなくなったんだと思った。




人はなぜ、人を思わないと生きていけないのだろう?





闇が心が包んだ。
光を映さない瞳から涙だけがぽろぽろとこぼれる。


ナナナ

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