lucky seventh
DiaryINDEXpastwill


2004年03月16日(火) 天高くそびえたつは十字架、己のが手で振り下げられたのは銀のナイフ。



ナイフを両手に掴みながら、手を組んで祈った。

目の前にそびえたつのは十字架

日本ではポピュラーな宗教の一つで、


希望を見い出そうとする自分

許し乞おうとする自分



何となくきっと、すでに自分は後者を選んでいたであろうことに

その後、病院で気がつかされた。





もはや、すがりつく希望すらない。









天高くそびえたつは十字架、
己のが手で振り下げられたのは銀のナイフ。















回りへの愛情によって生かされていた。

こんなどうしようもない、救いようもない私を、
それでも愛してくれていた。
それは、娘だったからだろう。
それは、友達であったからだろう。
知れないとは言え、こんな私を好きでいてくれた。
嬉しかった。
それと同時にとても哀しかった。
私を愛してくれなければ、私は自由になれた。
愛は鎖となって、私を地に縛りつけてたのだ。


何かに帰属することがたまらなく嫌で、
それと同時に自由から遠のいていくようで恐かった。




短大一年生目、春。
来年に向けての就職準備中、何もしない私と友達の会話。

私は言った。

「働くよりも勉強がしたい。」

友達は言った。

「そう。よく考えるのよ。」

私は返す。

「考えているけど見つからない。
 私は欲張りなんだ、たくさんのことを知りたい。学びたい。」

友達も返す。

「ならば、どれか選ばなければいけない。」

私は言う。
私は言えなかった。

「そうだね。」
(選びたくない。)


人は現実を見ろと言う。
私は私の現実を見た。


先のあるもの、将来があるものに

そして、知る。
私は選ぶことを恐れている。
私は選ぶことを諦めている。

行き着く先はどちら?


そして、知る。
似ているようで、全く違うニ択の行き着く先は天国か地獄。
天に逝くか、地に堕ちるか。
天に往くか、地を歩むか。


ナナナ

My追加