lucky seventh
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なまえを寄越せ。
それが契約で誓約で、 だからわたしは自分の名を渡した。
禁じられたのはその名を語ること、 それは強制ではない、。
しかしその名をなのれば魔法は解ける。
ASH -your dreamer?
僕らは 夢を見過ぎた
さめない夢は もはや夢ですらない
目をつむることはできても
もう 目をひらくには遅過ぎた
夢が現実となるのだ
「入れ」
感情の伺えない声で、私は呼び起こされた。
くらい、くらい空間の中で私は1人、そこに立つ。
目の前には私と同じ顔をした少女が1人、向き合うようにそこにいた。
「久し振りだね」
少女は私が表情を動かさない代わりに、笑う。
笑っているはずなのに、声には感情は何も宿らない。
それは出来の悪い人形のようで、魂を込め忘れた形代のようだった。
ナナナ
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