lucky seventh
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2004年11月12日(金) 置き忘れたココロ

立ち止まる私を通り過ぎる、通り過ぎる人。






道のはじっこで、しゃがんだ。
咲いている花に目を奪われて、その美しさに見蕩れて、
その間に幾人もの人が私の後ろを通り抜けて行った。

それからだんだん、誰かが自分の後ろを通るのが恐くなった。
誰も彼もが急ぎ足で私はその波に上手くのる事ができず、
花を見つめたまま、その花が枯れているのにも関わらず
私はしゃがんだまま動けなくなった。






いっそこのまま、私も此花のように朽ち果てればいいのに。

空から落ちてきた水を花弁がはじいた。


ナナナ

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