lucky seventh
DiaryINDEX|past|will
立ち止まる私を通り過ぎる、通り過ぎる人。
道のはじっこで、しゃがんだ。 咲いている花に目を奪われて、その美しさに見蕩れて、 その間に幾人もの人が私の後ろを通り抜けて行った。
それからだんだん、誰かが自分の後ろを通るのが恐くなった。 誰も彼もが急ぎ足で私はその波に上手くのる事ができず、 花を見つめたまま、その花が枯れているのにも関わらず 私はしゃがんだまま動けなくなった。
いっそこのまま、私も此花のように朽ち果てればいいのに。
空から落ちてきた水を花弁がはじいた。
ナナナ
|