初日 最新 目次 MAIL

人物紹介

「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛

「T君」−友達のダンナの親友。
1歳年上。
私の事が好き?みたいです。

「H君」−出向先の人。元カレ。
6歳年下。
すごく好きだったけど、フラれた。

「 I さん」−同じ会社の元上司。
3歳年下。
好きだった人

「Nさん」−元元彼。
6歳年上。交際2年9ヶ月。
憎まれてます

「Aさん」−10歳年上。
既婚者子持ち。
昔々の好きな人。

「あの人」−元元々彼。2歳年上。
1ヶ月でバッサリふられました。
私の通っていた大学の職員。


あなたには届かない

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2002年12月27日(金)
長い夜。 2

午前3時の電話。

「もしもし。」
「もしもし、○○(あの人の名前)です。」

私の心臓は、止まるんじゃないかってくらいにびっくりした。
そうだった、あの人の番号は登録されていないんだ。
あきらめようと思って、メルアドも番号も消した時から。
メルアドは短いから覚えちゃってたので、出来てたけど、
番号は暗記してなかったので解らなかった。

私は友達が寝ている部屋を出て、台所に行った。

あの人「寝てた?」
私  「いや、起きてましたよ。」
あの人「こんな遅くまで起きてるんだ?」
私  「ええまぁ。そっちはまだ飲んでるんですか?」
あの人「うん。まだ飲んでるよ〜。」
私  「いいですね〜楽しそうで〜。」(半分ヤケ)
あの人「まぁ、ぼちぼち。」
なんだよ「ぼちぼち」って〜〜〜!!本当は楽しいくせに〜〜〜!!
と、心の中で思いつつ・・・

あの人「久しぶりだね。電話。」

その言葉に、ちょっとドキッときてしまった私・・・。

私  「そうですね・・・。」
あの人「最近、忙しそうだね。俺が自習室に行っても無視するし(笑)」

あぁ、あの自習室での一件の事、気にしてたんだ〜・・・。

私  「だってあんまり仲良くしたら、まずいかなって思って・・・。」
あの人「まぁ、それはそうだね。」

そうなのかい(泣)やっぱりそうだよね・・・。

あの人「俺が帰る頃にもまだ、車があるからさ、
    遅くまでがんばってるんだな〜と思って。」

最近寒いので、車で通ってます。駐車場はあの人と同じ所を使ってます。
わざとじゃないです・・・。たぶん(笑)

私  「気にしてくれてるんだ〜?」

私は素直に嬉しくてそう言ってしまった。

あの人「まぁ、いちよね(笑)」
私  「“いちよ”って言った〜〜〜〜!!ひどい〜!!」
あの人「あはは。冗談だよ。テレ隠し。」

それから10分くらい他愛のない話をした。

あの人「うわぁ〜、寒い。」
私  「外で話してるんですか?」
あの人「うん。そうだよ。外はすごい寒いよ。」
私  「じゃあ、もう切ります。」
あの人「うわ!つめたい。」
私  「だって、寒いって言うから〜。それにそろそろ戻らないと
    一緒に来てる人になんか言われますよ。」
あの人「いいよ。電話したくてしてるんだもん。寒くても電話してたいんだ〜。」
私  「調子良い〜信用できない〜(笑)」

とは言っても、やっぱり寒空の下、風邪ひかれてもまずいし、
私も台所にいて、かなり寒かったので、
それからすぐに電話を切りました。

あの人「論文片付いたら、電話してね。じゃ。」
そう言って、電話は終わった。

よく考えれば・・・、
内容の無い電話だったな・・・(笑)
あの人は、なんの用事だったんだろう・・・?

久しぶりにちゃんと話した。
あの人の笑い方も、口癖もちゃんと耳が覚えてる。
会いたくなる。切なくなるね・・・。

宇多田ヒカルの「Can You Keep A Secret?」のフレーズが頭の中を
めぐっていた。

“信じよう。ダメだよ。まだ疑えそうだもの・・・”

私はやっぱり・・・
あの人のことが・・・

いつまでも気持ちに整理はつかないまま、
長い夜は過ぎていった。

でも、良かった・・・。





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