
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2002年12月27日(金) ■ |
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長い夜。 2 |
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午前3時の電話。
「もしもし。」 「もしもし、○○(あの人の名前)です。」
私の心臓は、止まるんじゃないかってくらいにびっくりした。 そうだった、あの人の番号は登録されていないんだ。 あきらめようと思って、メルアドも番号も消した時から。 メルアドは短いから覚えちゃってたので、出来てたけど、 番号は暗記してなかったので解らなかった。
私は友達が寝ている部屋を出て、台所に行った。
あの人「寝てた?」 私 「いや、起きてましたよ。」 あの人「こんな遅くまで起きてるんだ?」 私 「ええまぁ。そっちはまだ飲んでるんですか?」 あの人「うん。まだ飲んでるよ〜。」 私 「いいですね〜楽しそうで〜。」(半分ヤケ) あの人「まぁ、ぼちぼち。」 なんだよ「ぼちぼち」って〜〜〜!!本当は楽しいくせに〜〜〜!! と、心の中で思いつつ・・・
あの人「久しぶりだね。電話。」
その言葉に、ちょっとドキッときてしまった私・・・。
私 「そうですね・・・。」 あの人「最近、忙しそうだね。俺が自習室に行っても無視するし(笑)」
あぁ、あの自習室での一件の事、気にしてたんだ〜・・・。
私 「だってあんまり仲良くしたら、まずいかなって思って・・・。」 あの人「まぁ、それはそうだね。」
そうなのかい(泣)やっぱりそうだよね・・・。
あの人「俺が帰る頃にもまだ、車があるからさ、 遅くまでがんばってるんだな〜と思って。」
最近寒いので、車で通ってます。駐車場はあの人と同じ所を使ってます。 わざとじゃないです・・・。たぶん(笑)
私 「気にしてくれてるんだ〜?」
私は素直に嬉しくてそう言ってしまった。
あの人「まぁ、いちよね(笑)」 私 「“いちよ”って言った〜〜〜〜!!ひどい〜!!」 あの人「あはは。冗談だよ。テレ隠し。」
それから10分くらい他愛のない話をした。
あの人「うわぁ〜、寒い。」 私 「外で話してるんですか?」 あの人「うん。そうだよ。外はすごい寒いよ。」 私 「じゃあ、もう切ります。」 あの人「うわ!つめたい。」 私 「だって、寒いって言うから〜。それにそろそろ戻らないと 一緒に来てる人になんか言われますよ。」 あの人「いいよ。電話したくてしてるんだもん。寒くても電話してたいんだ〜。」 私 「調子良い〜信用できない〜(笑)」
とは言っても、やっぱり寒空の下、風邪ひかれてもまずいし、 私も台所にいて、かなり寒かったので、 それからすぐに電話を切りました。
あの人「論文片付いたら、電話してね。じゃ。」 そう言って、電話は終わった。
よく考えれば・・・、 内容の無い電話だったな・・・(笑) あの人は、なんの用事だったんだろう・・・?
久しぶりにちゃんと話した。 あの人の笑い方も、口癖もちゃんと耳が覚えてる。 会いたくなる。切なくなるね・・・。
宇多田ヒカルの「Can You Keep A Secret?」のフレーズが頭の中を めぐっていた。
“信じよう。ダメだよ。まだ疑えそうだもの・・・”
私はやっぱり・・・ あの人のことが・・・
いつまでも気持ちに整理はつかないまま、 長い夜は過ぎていった。
でも、良かった・・・。
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