
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
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2002年12月29日(日) ■ |
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歪んだ気持 |
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今回の日記は、「純愛」からはかけ離れた内容になっているので、 ドロドロの嫌いな方にはちょっと・・・と思います。はい。すいません・・・。
(日記の日付とあってないけど、26日の夜の出来事です。)
夜7時過ぎ、後輩が大学まで迎えにきてくれた。 それからお店によって、食材とワインを買い込んだ。 「どうせ翼先輩、クリスマス一人だったんでしょ〜。 俺が美味しいもの作って慰めてあげますよ〜。」 「大きなお世話よ!」 そんな事を言いながら、私たちは彼の部屋に向かった。
彼の部屋について、私はごろごろと転がりながらテレビを見ていた。 彼は台所でせっせと料理を作っている。 後輩ってせいもあるのか、彼といると気を使わず自然体でいられる。 すごく安心するし、すごく楽。 でもそれは決して「恋愛感情」じゃない。
彼の作ってくれたのはパスタだった。 「美味しい!!」お世辞抜きで、それは本当に美味しかった。 「でしょ?俺の自慢のパスタ。」 ワインも飲みながら、くだらない話で盛り上がっていた。
後輩「ところで、どうなんですか?その後、恋の行方は。」 私 「どうもこうもないよ。何にもない。イブも一人だったし。」 後輩「今年は悪かったですねぇ〜男運(笑)」 私 「あ〜もうぐれてやる。」
私がふてくされて、テーブルに伏せると、彼は席を立って隣の部屋に行った。 何しに行ったのかな?そんな事を考えていると、 彼は金色の包装紙に赤いリボンのかかった小箱を持って戻ってきた。
「はい。遅くなっちゃったけど、クリスマスプレゼント。」 彼はそう言って、それを私に差し出した。 「私に・・・?」 「うん。最近論文頑張ってたし。ご褒美。」 「ありがとう。」 それは可愛いブルーの石のついたピアスだった。 嬉しかった、とてもとても・・・。 でも、同時に思った。 これがあの人からのプレゼントだったら、もっともっと、 どんなに嬉しかっただろうか・・・。って。 こんな瞬間にまであの人のことを思い出してしまう自分が嫌で、 私は必死にあの人の存在を頭の中から消した。
それから時間はあっという間に過ぎて、気が付くともう午後11時を過ぎていた。 「やば!私、明日早いんだ。もう帰らなきゃ。」 明日(金曜日)は午前中から、指導教授に論文を見てもらう約束があったのだ。
後輩「明日何かあるの?」 私 「うん。午前10時から論文指導。」 後輩「じゃあ俺が起こしてあげるよ。」 私 「え?」 後輩「泊まっていきなよ。」
私は少し迷って、彼を見つめていた。 でも、そう、私も初めから「帰る気」なんてなかったのかもしれない・・・。
「うん。じゃあ、そうする。」 私はそう答えた。
それからシャワーを浴びて、彼にパジャマを借りて、 私たちは当然のように同じベットに入った。 ベットに入ると、彼が後ろから抱きしめてきた。
私 「ちょおと〜エッチな事しないでよ〜」 後輩「しないよ(笑)でもキスくらいはしようかな〜もう1回してるし。」 私 「おいおい・・・」 とか言ってる隙にキスされた。 私 「スケベ、ヘンタイ。」 口ではそう嫌がるセリフを言いながらも、私は彼の胸に顔をうずめた。 しばらくそうして動かない私に、彼が心配して声をかけてきた。
後輩「どうしたの?泣いてるの?怒った?」 私 「違うよ・・・。ただ・・・、せつなくなった。」 後輩「どうして?」 私 「わかんない。けど・・・、もう苦しくて、“あの人”のこと忘れたい・・・。」
たぶん、誘ったのは私。
それから私たちはまたキスをして、それはだんだんディープになっていった。 彼の手が私に触れても、私は何の抵抗もしなかった。
後輩には彼女がいるのに・・・。どうしよう。 バカな事をしてしまった・・・。 そんな風に罪悪感に震えるのは、もっと後のことだった。
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