
人物紹介 ☆ 「翼」−私。苦手なモノ → 恋愛 ☆
「T君」−友達のダンナの親友。 1歳年上。 私の事が好き?みたいです。 ☆
「H君」−出向先の人。元カレ。 6歳年下。 すごく好きだったけど、フラれた。 ☆
「 I さん」−同じ会社の元上司。 3歳年下。 好きだった人 ☆
「Nさん」−元元彼。 6歳年上。交際2年9ヶ月。 憎まれてます ☆
「Aさん」−10歳年上。 既婚者子持ち。 昔々の好きな人。 ☆
「あの人」−元元々彼。2歳年上。 1ヶ月でバッサリふられました。 私の通っていた大学の職員。 ☆
あなたには届かない
翼
MAIL
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2003年04月01日(火) ■ |
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約束の日 |
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4月1日。 それは、「あの人」との、“約束の日”
「キミが卒業してから、学生じゃなくなる4月1日になってから、 それから考えよう。」
その4月1日が来た。
AM0:00 携帯がなる。 予想はしてた。 それは…、 「あの人」からの電話。
私は、少しためらったけど、電話に出た。
久しぶりに聞く、「あの人」の声。 とても、とても久しぶりなのに、 なぜか、ずっと、ずっと聞き続けてきたような気がした。 時間が、巻き戻っていく…。
もう、絶対、「あの人」に“好き”なんていう感情を抱かないつもりでいた。 もうどうでもいいって、あんなに思っていたのに…。 ただ、ちゃんと4月1日に電話をかけてきてくれたというだけで、 私の胸の中にあった、硬い、硬い凍りついた感情が、溶け出していた…。
「あの人」は言った。
「俺は、今日が始まりだと思っているよ。今日で本当にゼロになったんだって。 今すぐ付き合おうとか、そうは思わないけど、とにかく会おうよ。 お互いの事をもっと知り合おう。」
私は、「後輩」との事を話した。 今、付き合っている人がいると…。
そしたら、「あの人」は笑って言った。
「たぶん、そうだろうなって思ってたよ。」
よまれてたんだ?
あの人「それで、じゃあもう俺には会う気ない?」
私 「だってここで会ったら、私って超最低じゃないですか?」
あの人「始めから“いい子”だとは思ってなかったよ。(笑)」
私 「はぁ、そうですか。(怒)」
あの人「いいじゃん、天秤にかければ?俺と、その彼と。」
私 「正気ですか?(笑)」
あの人「好きな人を手に入れるためなら、そのくらい覚悟してるよ。」
私 「私は、怖いです…。」
あの人「ばれなきゃいいんじゃない。」
私 「そういうもんなんですか?」
あの人「そういうもんでしょ?」
なんていう、結末…。 いや、結末じゃないか、これが本当の“始まり” 私と、「あの人」と、そして「後輩」の…。
ダレカとダレカを天秤にかけるなんて、本当に最低だと思うし、 自分がされたら、すごく嫌だ。 でも自分は、それをしようとしてる…。
いいの?本当にいいの? もしかしたら「後輩」を、裏切る結果に、 なるかもしれないのに…。
それが、恋愛感情からなのかどうかは、 解らないけど…。
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