*蒼天おぼえがき*


2008年03月20日(木) 過去に戻る代償。
演劇集団キャラメルボックス「きみがいた時間 ぼくのいく時間」@池袋。

加藤さん恒例の前説がなく舞台開演。キャラメル初の幕間。
いつものように一言で感想をまとめてみようと思ったけど、うまくまとまらない~。とにかく泣けた!泣いた!そんな感じ。どうしてだろう・・・ハッピーエンドだったはずなのに。過去へ飛んだ里志、彼は紘未の命を守ることができ、また若い自分の幸せを守ることができ、満足だったのだろうか、そう考えるとなんだか切ない。


久しぶりにジュンク堂を下から上へ攻略したので満足感でいっぱい。
ただし、さすがに疲(^^;



■読んだもの

『理由あって冬に出る』(似鳥鶏/創元社文庫)
第16回鮎川哲也賞・佳作。
日常ミステリと思いきや、最後の結末がびっくり!みたいな。
しかし「葉山」という名の主人公は、どうしてこう助手体質なのか?(笑)。
(「薬屋探偵妖綺談」高里椎奈とか)たまに句点を打つ位置が違うのではないか?と思われる部分があっておや?と思ったものの、おおむね読みやすい。登場人物の個性に引っ張られすすーっと読めてしまった1冊。



『いのちのパレード』(恩田陸/実業之日本社)
ホラーというかSFというか。いろいろ詰まった短編集。
怖かったのは「あなたの善良なる教え子より」と「SUGOROKU」。どちらも結末後、どうなったのか・・・。切なさがくっときたのは、「蝶遣いと春、そして夏」(ポルノグラフィティの「アゲハ蝶」がなんとなく浮かんだ)。ほのぼのしたのは、想像力豊かな兄弟妹たちの夕飯時「夕飯は七時」。





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