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澱が下がった午後。 - 2004年02月15日(日) 慌ただしさに身をゆだねていると 簡単にみえる深刻な問題に向き合わずにやり過ごせる。 それもひとつの解決の方法にもみえるけれど とてもとても脆い。 死ぬ瞬間まで走れるものなら走ってみろ。 頭の中でカウントできる物事の単位が 日毎から月毎へ変わり 曖昧な明日に意義を見つけないでいられることも ひとつの特技になる。 とても感謝しているあの人の存在も 有り難いと言う言葉に隠れた空虚がことさらに 私を饒舌にする。 彼が忙しいのも私が時間も身をも持て余すのも それはそれで好きずきであって 同じことに過ぎないという彼女の言葉も まんざら間違いでないかも知れないなと思ったり。 駄目ね。 余りある時間が私を下等へと誘う。 私はそんなことに価値はおけない。 彼女も彼女も彼女も私も同じで 彼も彼も彼も彼も彼も、 。 濁った水の澱が下がると 辺りには何もなく、私だけになってる。 どこまでも静謐で孤独なその姿が 本当の私の今いる場所なのだと 知る。 ...
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