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冷たい人。 - 2004年02月08日(日) 彼の中学時代の同級生の親が心臓の血管がどうも つまっているらしく手術をせねばならないらしい。 そのことで、手術の内容や良い病院、良い医師のことで 彼に相談の電話が先程あった。 医者にしか知り得ない実情というものもある。 彼は今の状態でベストだと思われる紹介をすることを約束し電話を切った。 私は その同級生のことをあまり良く思っていない。 ちょっとした失言が私の気分を害したことがあったから。 その電話のあと「私は彼が嫌いだ」というと ちょっと困った顔をしたが 「あなたの好きにすればいい、ただ私が、嫌いだというだけだから」と 捨て台詞を吐き、話を終えた。 先日私の父がひどいふらつきを覚え 姉が心配になり私に電話をかけてきた。 白血病の再発を心配したようだった。 症状を聞く限り 白血病のような感じではなかったが あまりに大袈裟に心配するので 主治医の携帯電話に電話をかけさせた。 が、血圧を聞くとちょっと異常を感じた為に 念のためにと仕事中の彼に電話をかけると 一過性の脳硬塞の疑いがあるといった。 そこまではよかったのだが、彼が急に不機嫌になる。 「まず 俺に電話をよこす前に何故病院にいかないのか」と。 夜も八時を回っていたので、姉としても対処に困っていた。 対処に困ってやむを得ず、私に電話をかけてきたのに 彼は「夜になると急に不安になって、 時間外にやってくる患者の特徴だ」と怒る。 やれやれ と正直思った。 他人の紹介を引き受けるぐらいなら身内の病気を 快く引き受けるほうが先じゃあないかと思って腹立たしい。 物事をたのまれることを喜ぶ人と 喜ばない人がいる。 彼も私も あまり喜ぶ種類ではない。 信頼して頼まれる というよりも 「利用される」ことのほうが多いからだ。 世間話の後に続くのは、最近からだのここが調子悪くて、という健康相談。 デリカシーに欠けるひとが多い。 そんなこんなの積み重ねが 彼を不機嫌にさせたのだろうけれど 幾ら私を大切にしてくれても 私が大切にしたい人たちに対する気持をも 認めてくれないと やはりあなたは冷たい人だよ。 ...
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