流れる水の中に...雨音

 

 

タラサ志摩。 - 2004年05月07日(金)

六月に彼が 米国に学会発表にいくので
その間に私は都内にでも泊まりにでかけて
普段会えない友人たちとゆっくり過ごすという予定にしていたけれど
突然今朝から 波の音が聞きたくなって
東京を早めに切り上げて 海の近くのリゾートホテルにでも
癒されにいこうかと 考えている。

タラサ志摩


ここは私が大好きなホテルだ。
タラソテラピーも アーユルヴェーダもエステもマッサージも
受けることができる。
食事も美容を考えたメニューが組まれているが
意外にも 期待を大きく上回り まともな料理が食べられる。

全ての部屋からプライベートビーチが眺められ
常に波の音が響いている。
レストランの窓ガラスから 大きくうねった波が岩に割れて
くだけ散る飛沫を眺めながら 食事をすることができる。

よるの海には灯りはなく
つややかな天鵞絨のように滑らかで ときに波間に光沢がうまれる。
飲み込まれそうな恐怖と 心臓音に呼応する波の音に
限り無い諦めと 安心感とに包まれる。


なんにも 他にはすることはなく
刺激を求めたい人には ちょっと無理かも知れない。


だけど私は ときどき波の音に 癒されに出かけたくなる。
一人きりで。
誰かと 時を 感情を 共有するのはとても
難しいことだから。





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