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心遣い。 - 2004年11月09日(火) 先日、ハービスエントのプレオープンに マックスマーラーから招待を受けていたので ランチ友達を誘って出かける約束だったのだが 彼女が その直前に軽い風邪を引いてしまって 妊婦の私に移しては悪いと 約束を遠慮してくれた。 普段薬漬けの私は たかが風邪と言えども 薬の力を借りずして 治すことはとても大変なので 薬の飲めない今だから 結局約束は流れたのだが その電話で栄養を付けに 美味しいものでも再来週あたり 食べに行こうと誘われた。 悪阻というのは不思議なもので 今まで大好物だったものや いわゆるグルメなものは 食感や匂いの所為で受け付けなくなってしまい 大好きな松茸や新鮮な魚介の刺身すら 想像するだけで吐き気がする。 そんな「ありえない」話を彼女と交わしながら 結局食べれるものは ぼそぼそしたパンや焼き菓子なんかに なってしまうのよ などとぼやいていた。 空腹になると表現しずらいほどの吐き気に襲われ かといって 食べても気持悪さに頭を抱える。 今までつかっていた化粧品のニオイにも耐えられず ケアもおろそかになり 不思議なことに 外食をすれば その出汁や料理に 何が使われているか その微妙なニオイや味で すぐに見分けることができる。 動物的な感覚が この時期には蘇るのか。 そんなこんなで 外出する気にもなれず 家事もなんとか誤魔化しながら してはいるけれども 主婦としては 合格点はとてもじゃないがもらえない生活をしている。 今朝一番に宅急便が届いて依頼主を見ると そのランチ友達からで 中をあけると エッセイストが書いた妊娠出産の体験本が6冊に 私が唯一心配なく食べれるといってた焼き菓子であった。 彼女の好きな芦屋にあるスイーツの店から 送ってくれたらしい。 大袈裟な心遣いよりも こんなさり気ない些細な優しさに なんだかとても感動してしまった私であった。 ...
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