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今回の旅は、一泊二日。昨日はフグがメインで、今日は観光がメイン。 関門海峡を歩いて渡るため、「みもすそ川公園」へ。関門人道トンネルの下関口があるその場所は、壇の浦古戦場址であり、砲台跡でもあるのです。 今回旅したエリアには、源平、武蔵、高杉晋作…などさまざまな歴史にゆかりのある場所が点在しています。どのエリアも比較的くっついた場所にあってバスなどで簡単に回れますので、テーマを決めて名所を訪ねるというのも面白いかもしれません。 地上からエレベーターで55〜60mほど下りたところにある関門トンネルは、徒歩で約15分ほどの距離。半分よりもやや下関寄りに山口県と福岡県の県境を示す場所がありました。 無料ということもあってか(?)、上下ジャージのウォーキングスタイルで歩いてらっしゃる年配の方がけっこういらしたのが印象的。 トンネルの途中がガラス張りになっていたりしたら水中散歩みたいで楽しいと思うのですが、水圧その他で無理なのでしょうね。でも、トンネルならではの圧迫感もなく楽しく散歩できる距離でした。
トンネルの門司口を出たところには、和布刈(めかり)神社が。そこから門司港までバスに乗る予定だったのですが、次のバスまでかなり時間があったため、海沿いの「観潮遊歩道」をてくてく歩いてゆきました。 バス停の数でいうと5,6個分あるのですが、地図で見るほどの距離は感じませんでした。下関もそうでしたが、門司もこじんまりとした町なので、エリアどうしの移動はバス、それ以外は徒歩でのんびりぶらつくのに向いていると思います。 歩くのが苦手な方は、門司には人力車さんが待機されていますのでそちらをご利用ください(笑)。
門司といえば、「レトロ」…と、行ったことがなくても知識はあったのですが、長崎、神戸、函館…などこれまでに見てきた港町のイメージとは随分違いました。友だちとも話していたのが、「テーマパークっぽいね」ということ。 明治、大正時代に建てられた歴史ある建築物もあるのですが、複製されたり移築されたりしているからか、全体として眺めたときにイマイチしっくりなじんでいないような印象を受けたのです。 ここでも、私たちがまず訪ねたのは「門司港レトロ展望室」。こちらは何と黒川記章さんが設計された高層マンションだそうで、その31階に展望室が設けられているのです。 私たちが訪ねたのはお昼でしたが、夜だとライトアップされた町全体を見下ろすことができてステキだと思います。 港町にはよくある「○○発祥の地」。門司は、「バナナの叩き売り」発祥の地だそうです。それと関係あるのかないのか(笑)、お土産屋さんが並ぶ「海峡プラザ」の前には「バナナマン」なる人形が立っていて一緒に記念撮影している人がたくさんいました。バナナマンにタッチすると願い事が叶う…のだとか? 寒風吹きすさぶ港町を歩いているにもかかわらず、「バナナソフト」の看板につられてしまい、凍えながら食べていたおばかな私たち…(苦笑)。 昼食は、温かな室内を求め(苦笑)、三井倶楽部へ。 その後、ビール好きの友だちに導かれ(笑)、地ビール工房のレストランへ。ビール好きの友だちは季節のビールなど3種類を飲み、私はおつまみ代わりに頼んだ郷土料理の「さばの糠床炊き」なるもの(味噌煮より濃いお味)をおいしくいただきました。
来るときは徒歩で渡った関門海峡を、帰りは連絡船に乗って唐戸まで約5分の船旅。私たちは時間の都合もあってまっすぐ唐戸へ向かいましたが、途中で巌流島へ立ち寄るコースもありました。 おみやげには、フグのかまぼこやちくわ、フグの形をした最中、そしてバナナマンの携帯ストラップ…など、相変わらずウケ狙いのようなものばかりを買ってしまいました(笑)。 今回の旅のメインであったフグがおいしかったことは言うまでもないのですが、海峡を歩いて渡った…という初めての体験が私にとっては何より楽しい思い出となりました。 |
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