るり子の日録【オリーブの森で語りあう】


るり子の日録【オリーブの森で語りあう】

		るり子

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■　貧窮問答歌のような日の、わかり易い訪問者

吹きすさぶ雨と　残り風のなか

そう　まさに

風雑へ　雨降る夜の　雨雑へ・・・・・・・・・

の、貧窮問答歌のような本日

わんこのお散歩に行く機を逸してしまい

術もなく　寒くしあれば・・・・・・・・・・・

仕方がないので　ノーリードで排泄だけさせようと

とりあえず外に出しました。

寒かったです、こんな部屋着では・・・・・・・・・

鼻びしびし・・・・・・は、何とか免れましたけれど。＾＾；

こんな部屋着の日に限って

ていうか、いつもこんななのですが

電話がかかってきたんです。

「あの、今からお邪魔したいのですが、よろしいでしょうか。」

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その人は、着替える間もなく

たちまちのうちに　来ました。

たった一人の私の家に。

来るのは　とっても素早いんです。

だって、家が近いから。

このごろ　あるボランティアで知り合ったんですけど。

取り立ててワクワク感もないのですが

話がすごく合うんですよね。

というか、私と相性のいい理系の思考でものを言うんですよ。

つまり、すごくわかり易い人なの。（爆）

例えばそれは　こんな具合

設計士『そうですねぇ、やっぱりギリシャが好きでしたよ。』

わたし『あ、それって紺碧の海に真っ白な建造物に対する感動でしょ？』

設計士『そう、まさにソレなんですよ(なんで判ったの？という感動の眼差し)』

設計士『ちょっと後悔もあるんですよ。』

わたし『もっと若い頃に、この景色を見たかったっていう悔恨でしょ？』

設計士『そう、まさにソレなんですよ(再び私を見る感動の眼差し)』

もう、こういう会話のオンパレード。

これでこの人が訪ねて見えるのは三度目なんですけど、

ボランティアの件は10分くらいで、

あとの三時間あまりは、毎回こういう会話なんです。（爆）

それなら電話で済むのに

いつも訪ねてくるんですよ。

下心がないので、私がひとりでいるのに

全然　臆するところがないんですね。

友人って　こういう人を指すのかなと

ふっと思った貧窮問答歌の日でした。

今日はまた　テレビの日でもありました。

ヤンキースの第三戦を　テレビで

アジア欧州会議が終わって小泉首相のスピーチを　テレビで

台風ばっかりのニュースも　テレビで

中東アフガニスタンでは初の女性参加の総選挙のニュースを　テレビで

何度目かのブッシュ対ケリーの直接討論を　テレビで

とどめはダイエー西武戦を　テレビで

そのうちの幾つかのプログラムを　その人と見ていて

突然鳴り響く　アマリリス・・・・ソラソドソラソ♪の電子音

設計士『あ、向こうで携帯が鳴ってますよ。』

わたし『あ、違うんです。パエリア炊けましたよっていう、炊飯器の合図なんです。』

あ゛ー　(￣▽￣;

そのひとと、パエリアを食べる羽目になりました。

あ、これは冷凍保存用の具抜きのパエリアです。　→　

設計士『お約束の飲み会、またやりましょう。』

わたし『そ・そうですね。』

そう言いつつ、風の中彼は帰っていきました。

貧窮問答歌の日は、

漫才のような日でもありました。

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2004年10月08日(金)

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