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あれがアルビノというものか、と思って初めは感心した。 アルビノというのは直射日光に弱いから運動などもあまりしないなんて噂を聞いていたから、余計に。 目の前のそのアルビノの男は、正直、自分よりも優れた体躯と能力をもっているようにしか見えなかった。 「……へぇ、あれが同僚なの?」 「ああ、でも俺と組んで一人前、って所かな」 「何それ」 「俺のデータがなきゃ、亜久津はつっぱしって死ぬタイプだと思うよ」 「ふぅん……仲良いの?」 「それなりにな」 「……いいな、結構美人じゃん」 「別にそんな感情はもって無いよ…君と違って」 「いやいや、俺だって跡部くんは美人だけれど、そういう感情じゃない」 「それは本音?」 「本音だよ」 「……まぁ、でもうちのには手なんて出させないよ」 「……一人占め?」 「違う。君には勿体無すぎるよ、千石」 「ずるいな、乾君よりは似合うと思うけど」 -- パラレルのね、掘り出し物。 これなんか前に言ってたなんか軍のやつ。 乾と亜久津はチーム組んでて千石と跡部が同じくチーム組んでればいいな、とかそんな。 別に乾亜久津でもいいじゃない、と……。(待て) でもこれゴクアクなんだよ、ほんとは。うん。
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