嘆息の記録



隠し剣鬼の爪

2006年04月11日(火)

時代劇好きな俺のなかでは新作
たそがれ清兵衛に続き山田洋二の作品だ

とってもよかった
たそがれ清兵衛もホンワカしていてよかったが
こちらも結構な感じ

清兵衛も剣が強かったが
こちらも強い
隠し剣は最後の最後でやっちゃうところがエンターテイメント!

タイトルとしては特にそれでなくてもいいかもね
ハッピーエンドで終わるのでとてもいい気分でしたが
それでも切ないというかやるせない

音楽は冨田すすむ?だったかな
良いです

貧乏な侍が今を一生懸命に生きるっていう
とっても地味な話だった

でも、それが人間で
俺たちも貧乏でも心をきちんと持っていれば
つらくても清く生きていける
この映画では最後の最後でぐっとこらえていたものをどうにかしてしまうが
後味がちょっとわるい

でもやっぱり
切なくやるせなくそして清らかだった

「鉄砲で死んでしまって悲しいのぅ」
「んだば、おらはまちがったことなんてすてね」
東北弁が特にぐっと来る俺はこれらを聞くだけで和む

とっても感じの良い映画でした

まあ、東北弁だったら
一番なのは壬生義士伝の吉村貫一郎だけどね
あれは、中井貴一も渡辺謙もどっちもよかった

やっぱりきもちのこもった言葉ってのはやさしくて
して、人につたえるものもってるってことだ
だば、万人につたえるってなるとちょっとむんずかしい
だからおらはいろんな人にたくさんの言葉をかけて
楽しくやさしく和やかに暮らしていけたら一番良いんでねえかと
しみじみそう思った。人と人はすれ違うけどもいつかどこかでめぐり合う。

上の6行はあなたのなかでの東北弁でやさしく読んでください

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