雨雲を眺めながら部屋で過ごす一日
部屋のＴＶモニタからは
地震被害のニュースが流れ
目にする被災地の映像は
その情景は惨というか、悲というか、、、、
自分の住む家を失って
ライフラインを断たれ、冷たい雨が降って
被災地の人たちにとって太陽は遠すぎると思った
これから雪も降ってさらに寒くなるだろうその土地に
「母の実家がある」 と言うこの人。
「父親は復旧ボランティアに行くらしい」
「えっ！」
「水道、ガス管工事資格持ってるから」
「！！！」
すごい行動力だと思った・・・
確かに、水道やガスが復旧していない状況のなかで
この技術を持つ人を現地に送り込むことが一番の救援になるにちがいない
たぶん多くの食料を送るよりもね・・・
「まぁ、阪神・神戸の時も行ってるからなんとかなるだろう」
「ぇっ 神戸の時も行ってるの？」
「うん」
もう何年も生きることに興味を持たないこの彼
その彼からは想像もできない家族の話をされ
話を聞けば、彼のお父様はどうも生きることに熱い人らしい
もしも、、、
他人にはわからない血統的な何かが存在していて
その遺伝子レベルの尖った何かを信じるとすれば
人間に興味のないそぶりを見せているクールなこの彼は
意外にも・・・意外にも、
人情厚い行動力のある男なのかもしれない
−地震被災地の方に心よりお見舞い申し上げます
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