FILL-MIND [フィルマインド]心情記 

   
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2002年09月14日(土)  ■心情記:癒えぬ深さ■

※創作はもう少し。まだ、もう少し。

胸がきゅんと締めつけられて。こんな突然に訪れる涼しい夜だから。特に。

雲が晴れていればきっと、満ち足りた月を覗くことができただろう。
揺れる月明かりに迎えられて、家路に着く道を歩けたら、少しは涙も乾いただろうか。

朝とか、夜とか。一人になる時間は、どうしてもその傷はズキズキと痛みを増してまだ燻る。
それも、しばらくは仕方ないと、心得ているけれど…。

どうしてこんなに深いのだろう。
治癒を拒む傷に疎ましさをぶつけたくなる。やりきれなさに心は沈んで。参る。ホント。
今の神様はことごとく意地悪らしい。

もしも私が、飲んだくれのあばずれでいられたら、酒をたんまり煽って少しでも気付け薬にするのに。
もしも私に、楽器が弾けたら、センチメンタルな曲を選んで、気が遠くなる程奏でていられるのに。

こんな言葉しか生み出す能力しか持ち合わせない私は、たまらない劣等感に苛まれる。

痛々しい言葉たち。端で見ている人は何を感じるだろう。

なんだか、とても切ない気がする。
なんだか、とても見ていられないよね。

わかっているのに、ままならない。

苦しい日々。早く溶けてしまえ。



 
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