脳内世界

私が捉えた真実、感じた真実などを綴った処です。
時に似非自然科学風味に、時にソフト哲学風味に。
その時その瞬間、私の中で、それは真実でした。


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 季節とマメさの関連

昨日、ひどく風が強かった。
夜になるとびっくりするほど空気が冷えていて、三段階ぐらい寒くなったような気がした。

着々と、季節が歩みを進めてくる。



日本人のマジメさって、何だろうと考えてみた。
マメさとか、キマジメさとか。

日本には季節がある。しかも四つもあって、その移り変わりの間は虹の色みたいにとても細かく変化していく。
季節があるということは、こなすべきタスクが、備えが必要であるということだ。

冬が来るなら長袖を出さなくちゃいけない。あったかいお布団に替えなきゃいけない。
雪が降れば、雪国でたくさん雪が降るとこの人は、除雪をしなければいけない。
その季節にとれる食べ物を収穫しなきゃいけない。
夏になって食べ物に虫がわくなら、それなりの対策をしなければいけない。
湿度の高い梅雨の時期は、かびが生えないように気をつけなきゃいけない。

〜までに〜する、みたいな、期限つきのタスクをいっぱいこなすのが当たり前になってるから、時間とかにもマメだしきちっとこなしていこうとするんだよね。


それに、「しなきゃいけない」事だけじゃなくて、「したいこと」も出てくる。
氷が張るならスケートをしたい人もいる。外が寒いなら中で鍋をしたい人も出てくる。暑いなら水を浴びにいきたくもなる、その季節にしかとれない虫を採りにいきたくもなる。鮮やかにいろづく秋の色を見れば、それを歌にしたり絵にしたりしたい人も出てくる。
きっと娯楽もいっぱいあったんだと思う。だから、娯楽が発達したり大事にされたりしてるのかもしれないと、思う。




季節に応じて、必要なことがいっぱいある。
したいことも、できることもいっぱいある。
それを当たり前のようにこなしていく日本人の、なんと鮮やかなことかな、と思う。


2009年11月03日(火)
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