浪奴社員の呟く
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付き過ぎるとな、それだけ限られた栄養が幹の成長に廻らんさかいな、その木は大きくなられへんねんな。やさかい、小手先に頼りすぎてる自分はな、そろそろ枝葉を切り落とさないかん時期に来たように思ってるねん。4年前にな、言葉で交わしたわけやないけど、お互い恥ずかしくない再会をしよな、て約束交わしたヤツがおんねんな。やから、色々ここまであったんやけど、途中で投げ出さんようにしてきたんよ。
ついさっきまではな、何時でもヤツに再会できる自信があってん。けどな、今は恥ずかしい。自分が、あれから大して大きくなってないことに気付いてしまった。確かに持ち得た思想は華やかになりつつあるねん。やけど、きっとヤツはそんな思想を「で?」て問い返すだけやわ。
人は二十歳んなったらそない変われへんさかいな、それがイヤで、兎に角流れに逆らうことばっかし考えてたんよ。ところがな、逆らってるうちに、流れっちゅーもんが読めるようになってたんやな。それが見えたら、流れに乗ることなんぞ、容易いわけや。勿論それ自体は充分に誇れるもんやと思ってる。やけど、その技術に頼るようになったら、もうそれは用無しやわ。新鮮さだけやなくて、人の核そのものが失われてるんやからな。
10年前やったら、こんな気持ちになってもすぐに何か見つけ出してな、そこに向かって行けたと思うねん。やけどな、怖いもんやな、僅か10年のうちに臆病になってしもぅたわ。んでも、いよいよ枝葉切り落とすべき時間が来たわ。これも、な、やっぱ「生きる」欲望に従ってるだけなんやろな。。。
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