Spilt Pieces
2006年01月06日(金) 
久々に母に叱られた。
年末体調を崩して未だ復活できない私のことが気になるらしい。
「あなたが無理して会社に行っている間、どれほど心配していると思っているの!」
帰宅後、咳をしながらもテレビから離れない私に向かって、呆れながら。


母は、怒るとむくれたような顔をする。
まるで子どものように。
それが嬉しいと言えば、きっと気を悪くするに違いない。
この年にもなって、体調管理は自分の責任。
寝る時間が30分や1時間遅くなったからといって怒鳴られているのも正直辛い。
でも、本気で、そんな些細なことで気を揉んでくれる人がいる。
溜息をつく母の隣でふっと笑ったら、怒りの声がパワーを増した。


「心配しすぎだって!放っておいてよ」
あえて反抗的に言ってみた。
声を出したらまた咳が出た。
苦しそうに見えたのか、母は私の咳が収まるまで黙っていた。
ああ、この人には敵わないな、と思った。


私もいつか、母になれる日が来るんだろうか。
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