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夏着物とワイン - 2005年07月09日(土) 単衣の時期は、案の定、あっという間に過ぎてしまった。 2回しか着なかった・・・。 大好きなうすものの季節だって、この2ヶ月だけ。 とにかく着てやるっ、と意気込みだけはあるのだけど、さて、今年は何回着れるやら。 本日、うすもの初日は、おがわ屋さんのワインの日にて。 ![]() おぉ〜、すでに8回が過ぎているのか。 1回に、だいたい5−6本のワインをいただくから、 すでに40本の異なるワインを いただいているわけですね。 すごいな・・・。 今回は、白ワインのバリエーションを楽しみましょう〜! なのだ。 本日のゲスト、 日本酒の古酒 さんです。 ![]() 木戸泉酒造の 古酒五曲。 一年 から 五年きざみで 二十年 まで。 色がだんだんと濃くなっているのがはっきりわかるのね。 この 古酒五曲 を紹介してくださった参加者の方は、 とある中華料理屋さんでいただいて、 お気に入りになってしまったらしい。 中華料理で日本酒? これ、古酒なので、まるで紹興酒みたいな味なんだとか。 紹興酒のように、ツンとくることがなく、飲みやすいそうだ。 私は、紹興酒はちょっと苦手なので(その ツン がダメなの) この古酒には興味津々。 ![]() この前のワインの会の時に、 私はカトリーヌ・ブレトンさんの創る 赤ワインに魅せられてしまったのだけど、 彼女は赤ワインだけでなくて、白も創っていたのだった。 Vouvray Petillant la Dilettante 2003。 Petillantっていうのは微発泡ってことだそうで、 bubbleの割合でそのカテゴリーは決まる。 白ワインに合わせて、本日も ビストロおがわ屋。 ![]() ![]() ではここで、皆様のお召し物。 ![]() 絽の江戸小紋に渡名喜はるみさん作、紅型帯。 夏の江戸小紋は、初めて拝見しました。 ほぉ〜、とため息でちゃうよ。 縞がとってもきれいだったし。 私も縦縞の着物にいつか挑戦してみたいなぁ。 ![]() 渡名喜はるみさんの紅型は素晴らしいから、 お太鼓の柄も要チェック。 花が流れているような雰囲気。 ほぉ〜(その2・笑)、黒い帯揚げを持ってくるのか。 なるほど。 実はこの日、ワインの会の始まる前に、 黒い帯揚げの合わせ方を教えてもらっていたの。 麻の着物に半幅帯で。 ![]() 生成のトーンに紫が少し顔を覗かせて、 とてもシンプルで、ナチュラルなコーディネート。 麻の着物は、家で洗えちゃうし、涼しげに見えるし、 もちろん着ていても風がよく通る。 押さえておきたい夏きもの。 ![]() そうそう、やっと髪が伸びて、 upにできるようになった私としては、髪型も要チェック! たっぷりと長いからできるスタイル。 三つ編みにしたものを、まとめあげて和テイストのピンでちょこちょこ留めてる。 髪飾りも大切な着物コーディネートの一部分なのだ。 ![]() チーズフリークの参加者の方からのおみやげは ふわふわっのトリュフ入りテネレッタ(生クリーム入りモッツァレラ) 生ハムと一緒に食べてもおいしい。 それだけで食べちゃうと、まるでデザートみたい。 ![]() この日、お店は着物のリフォームの会に先駆けて、 素敵な着物地や羽裏生地などをリメイクした洋服が飾ってあった。 スカートにシャツ、ショールにキャミソール。 夏の羽織になりそうなデザインもあり、見ていて楽しい。 →はショール。着物にも洋服にも、どちらでも使えるね。 ![]() もともとはなんの生地だったんだろう? 長襦袢、羽裏? 同系色の生地と合わせて、素敵なキャミソールの出来上がり。 かっこいいよね。 この日のフラワーline up! まず、madame hydrangea から。 ![]() 涼しげで、しっとりとしたコーディネートだなぁ。 綿絽の浴衣に、麻の帯。 大きな紫陽花がとってもフェミニン。 ![]() 濃紺の帯に泳ぐのは、かわいい金魚。 ちょっとデメ金ちゃんみたいで、しっとりの中のご愛敬。 梅雨明け先取り、向日葵娘。 ![]() 絹紅梅は、ふわっとひろがって風が通っていくような着物。 大きな向日葵柄を存分に楽しめるのも、 夏きものならでは、だよね。 そして私は 紅天女・・・(苦笑)。 ![]() 紅天女、知ってるでしょ? かの有名な、ガラスの仮面の劇中劇、千年の梅の樹の精 のこと。 ・・・って梅の柄と言いたかっただけです・・・ 絹紅梅のこの着物は、一昨年、ウィンドウに飾ってあったのを、 一目惚れして購入。 去年は袖を通せなかったから、今年はとにかくこれを着たいっ! ![]() ワインカラーの麻の兵児帯に、 薄いピンクの蜻蛉柄の帯揚げを合わせた。 この日、ちょっと早めにお店に到着した私は、 黒いツバメの帯揚げに目が行ってしまった。 「黒を持ってくると、きゅっと締まるの。夏の黒はおススメ。」 とアドバイスを受け、そのまま連れて帰ることに。 一瞬、その場で黒に変えちゃおうかな、と思うほど、かっこよかった。 ![]() 古酒と勝負だっ!のワインは Sauternes Cuvee D'exception 2001 というもの。 Sauternes は ボルドー地方のソーテルヌ地区のことで、 貴腐ワインの産地。極甘口の白ワインは、まさにデザートワイン。 白ワインの日のゲストだった 日本酒の古酒、一年で始まり、 最後は二十年で締める。 二十年の古酒は、そのままでいただくとまるで紹興酒。 「アイスクリームにかけて食べたら、絶対においしいっ!」 と誰が最初に言い出したのか、気がつけば傘をさしてコンビニへお買い物に出る(苦笑)。 そして、バニラアイスクリームにちょっとかけて、 本日のビストロおがわ屋の特別デザートに変身したのだった。 -
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