いっしょくんの日記

 へ(* ̄ー ̄)> 
なんとなく 書くんで〜
なんとなく 読んで下さいね。

2002年07月09日(火)  相談

 ある人から相談を受けた

 彼女の相談は 「相談を受けたけれど
 答えが出せなかった」という・・・相談

 子育てを支援する仕事に携わっていると
 子供の様子についてのお話しをよく聞く
 子育てについての相談が始まると
 まず自分の事はさっさと棚にあげてしまわなければならない私である
 自分の生活を入れ込んで話すと
 自信が無い為に 相手の思いが見えなくなってしまうから

 「子供が泣いて 幼稚園を嫌がっている
  やめさせるべきだろうかと
  母親がなやんでいる」
 といった内容のもの
 父親も やめてしまえと母親に言うらしい
 母親としても そこまでして
 幼稚園に通わせるべきかと考えてしまっているらしい
 
 どうして入園を決めたのか・・・・と聞くと
 友達作りをしたいとの事だった
 
 幼稚園が始まってから3ヶ月
 すっかり慣れて笑顔で通園する子が増えた中
 この男の子は 割れんばかりに泣きつづけているらしい
 男の子は甘えん坊が多いと聞く
 初めて母親から離れるようになってから3ヶ月
 まだ たったの3ヶ月で環境に慣れないのは
 おかしいことではないと思う
 長い目で見てしまうと 必らず慣れるもの
 でもそのときその様子を見ている親としては
 見るに見かねて 居てもたっても居られない思いがある
 その気持ちは良くわかる
 まずは この母親を安心させてあげたい

 もともと幼稚園は義務ではないから
 無理に通う必要もない・・・
 やめてしまうのも1つの方法だと思う・・・でも・・・
 慣れてさえしまえば 家にいるのとは違って
 母親以外に初めて先生という
 外の世界の大人と信頼関係を作ることができる
 友達ができる 友達と喜び合えたり 喧嘩をしたりと
 心の成長に大切なことが たくさん待っている
 充分なやんで入園を決心した過程も大切にしたい
 
 この時期 泣く子は決して特別じゃない
 新しい社会に出るために 彼も一生懸命だということ・・・・
 何より母親が 不安にならないこと・・・・・

 母親がなやんでなやんで お友達を作りたいと
 決心しての入園だった 仲良くできるはずだったのに・・・
 おそらくこの親子は 重たい気持ちで毎日通ってきているのだろう
 そんな思いで彼女に相談し 理解を求めたのだと思う
 とにかく何でもいいから安心できる話をしてあげようよ
 それからその母親について二人で考えた

 母親という物は 今 目に映る我子のことで
 精一杯になる 泣いたり なやんだり
 具合が悪かったり 怪我をしたり・・・・
 我子の痛みは 倍 感じてしまうようなところがある
 できれば代わってやりたいとさえ思うもの
 第三者の 気持ちをゆるめる手助けが必要な時もあると思う
 今がそのときではないだろうか
 
 子供はずっと同じではないから 少しずつでも
 ちゃんと成長しているものだから 大丈夫
 元気に通えるから
 お友達を作りたい・・・その思いが通じる時が必らずくる
 待ってあげて・・・見ていてあげて・・・
 そう伝えつつ 母親から離れたくないという
 その子の心が 少しでも元気になることを
 願った 


     母
 

  母は毎日畑を耕していた

  まがった腰を伸ばしがら

  いくどもいくども顔をあげた

  雨であっても風が吹いても

  決して欠かさず畑に出ていた

  畑から見える

  山あいからの白い細道に

  いつ我子が笑顔で

  現われるかもしれないからと


 < 過去  INDEX  未来 >


いっしょくん [MAIL]

My追加