rokoのNotebook

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万引きした少年の事故死

2003年02月03日(月)


 書店で万引きした中学生が、名前も何も喋らないので、店主に警察に通報されて、パトカーに乗せようとされた際に逃げ出し、電車に撥ねられて死亡した事件。

普通こういう場合警察が責められるのだけど(それもおかしいと思うけど)、今回は、この店主に対して、誹謗中傷の電話・FAX・・・中には数名店まで来て非難していった人もいたらしい。

その書店の店長はこの非難に、いったんは廃業を宣言していたが、閉店の報道を受け、激励が多く寄せられ、今日から営業再開した。

何でも「警察に通報したのがいけない」、「親のような愛情を持って接する事が出来なかったか」、挙句は「人殺し」という非難が25件あったそうだ。(内2件が直接来店して非難)。

この非難した皆さん、万引きが犯罪だって事忘れてませんかね。(窃盗・・・第235条 他人の財物を窃取した者は、窃盗の罪とし、10年以下の懲役に処する。)
店主としては、名前も学校名も言わなきゃ、警察に通報するしかないでしょう。
親のような愛情って万引きを見逃す事じゃないでしょ。
「万引きがいかに悪い事か」って教えるのが親の愛情でしょう。
尤もこの中学生の親「店を閉めてくれれば、どんなに嬉しいか・・・自分の子供がその時どんな思いでいたか考えると辛い」だって。
ハァ?親からして間違えているジャン!
この書店を非難した人たちを止めるのが普通だと思う。。。
そりゃあ、自分の子供がこんな形である日突然この世から消えてしまったのだから、気の毒だとは思うし、動転してする気持ちもわかるけどね。
(後日、書店に誤りに行ったらしい)

日本人は昔から「半官びいき」ではあるけれど、今度ばかりは、非難するべき対象が間違っている。
平和ボケ?

書店の方は暫く営業して、この先どうするか結論を出すとの事だが、営業は続けるだろう。
というか、一旦「廃業」を宣言する事で、今回のように逆に世間から激励される・・・っていう事を、店主の方もわかっていたのではないかなぁ〜。


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roko [MAIL]

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