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横綱貴乃花の引退

2003年01月20日(月)


とうとうその日が来た。
どんな名横綱でも最後は“引退”で終わるし、今場所の相撲を見ているとその日は近いだろうなとは思っていた。
でも、昨夜「一晩考えたい」と言ったという事を聞き、今朝は「もう少し頑張る」という答が返ってくるのではないかと心のどこかで期待していたのも事実である。

世間では、この引退が「遅すぎた」とか「まだ出来る」とアレコレ言っているが、そんな事は問題ではない。
彼自身が決めたのだから、彼にとって一番いい時だったのだろう。
引退会見で「すがすがしい気持ち」と言っていたように、穏やかな顔をしていたのが、その証拠であろう。

30歳という年齢を聞いて「もう30歳になっていたか」と思う反面「まだ30歳だったか」という気もする。

これから先、暫くは父親である二子山親方と一緒に後進の指導にあたるわけだが、15年間師匠と弟子だった父子関係、相撲を離れたところでは父と子に戻って欲しい。

それにしても“横綱”って、過酷だ。
怪我を治すために休場していても、長引けば色々言われるし、無理して出場しても言われる。
勝っても勝ち方が悪いとまた言われる・・・同じ“勝ち”なのに。

兄である若乃花が引退する時に、貴乃花が言葉を詰まらせていたように、今日は若乃花が言葉を詰まらせていた。
色々あった兄弟だが、やっぱり二人きりの兄弟なんだ。


お疲れさま、貴乃花!


因みに、人はよく「ご苦労さま」って言うけど、目上の人に対して「ご苦労さま」は失礼にあたる、って知っていて使っているのかなぁ〜






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