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自らの基準で周囲を見てしまうその危険性は知りつつも そうするより他に仕様がないので、最近、耳に入ってくる 周囲の出来事に戸惑わずにいられない。 そしてとても悲しくなってしまう。
泥沼の人間関係に溺れる人がいて、刹那の心地よさを求める 傍若無人な振る舞いで友人を失う人がいる。 そして、中学のクラスメートの名が載った新聞記事を 目にしたときは、ただただやるせなかった。
これらの人は、ごく深い関係ではないけれど、 お互いに面識はあるし、やはり悲しみを覚えずにいられない。
そうなってしまった事自体の価値判断は各人がするべきことだし、 人の背景にある状況について、これは当然のことだけど、他人は あまりに無知だから、とやかくいうのは筋違いなのかもしれない。
それでも、と思わずにいられない。
************************************************************* 日曜日、家の用事で祖母と両親を車に乗せて埼玉の越生へ。 関越高速に入る。
高速道路の運転は久しぶりだ。昨夏に横浜新道を運転して以来だろうか。 料金所を抜けインターチェンジの長く続くカーブを走るうちに、 まるで非現実の遊園地の乗り物に乗っているような感覚に襲われる。
そして一気に加速するアプローチ。 緊張感が高まる。
気分爽快。 ************************************************************* ドライバーの特権で自分の好みで選んだMDをかける。 ちょっと祖母には悪かったかな。
寝不足のはずの両親は寝る気配すら見せず、 目的地に着くなり大きなため息。
「お前の運転が心配で心配で・・・」 ひどすぎる。
************************************************************** 午後、一足先に電車で帰京。一路渋谷へ。 この日は他大学のサークルの同期との4年会。 懐かしい顔ぶれに出会う。 酒が入ってからの、ラデイカルなトークは相変わらず。
僕らが初めて出会ったのは1年生の終わり頃。 あの頃の僕は大学生活の過ごし方がわからず、自分と周囲を比べては 途方に暮れて、悩んでばかりの日々を送っていた。 そんな時サークルで渉外の役を任され、彼らと交流組織の運営を行ううち、 次第に彼らは心のよりどころとも言うべき存在になっていった。 僕が将来、大学生活を満足して振り返ることが出来るのだとしたら (そうであると信じているけれど)、それは彼らのおかげだ。
僕らも今では、4年生になって進路の話などをしている。 将来、それも30年も40年も経った時、 またこうして皆で集える機会があることを切に願うばかりだ。
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