続・無気力童子の紙芝居
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2008年02月04日(月) そこに ありながら

例えば 夕暮れの海に佇む恋人同士

一人は 真っ赤に染まる 空を見る
一人は 真っ赤に染まる 海を見る

真っ赤だね、きれいだね
そうだね、真っ赤だね、きれいだね。

同じ赤かもしれない 同じとき 同じ方向を向き体を寄せて座って
それでもなお 目線の先の赤は違うもの



わたしが両足で強く立ったとし
瞬きをせずに見据えようとする その一点には?

目が開いていても その目に映るものを 映像として認識しない
それが私のいけないところ
見えるものから 得られる情報を
直感だけではなく においだけではなく
得られる情報を 的確に処理しなければいけない
少なくとも 言葉に 少なくとも 言葉に

そうでないと 伝わらない
伝える必要があるのかどうかは よくわからない
伝えることによって なにかが良い方向へ変わるのかは もっとよくわからない


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