2003年04月06日(日) |
お母さん、もう一度私を妊娠してください。 |
昨日、というか今日の深夜から夜明けまで、ちょっと外出。 といっても、ウチの近所のファミレスだったんですが、窓側を向いて 座っていたので、漆黒から群青、紫がかった澄んだ青へと、刻一刻と 染まっていく空の様子を、久しぶりに堪能できました。満足満足。
朝ごはんを食べてから帰宅。 昨日の冷たい雨空から一転、晴れ渡ったお天気に、洗濯をしてから就寝。 当然、午前中などには起きられず、昼過ぎまで爆睡。
妹は友達とお花見に行ってしまっていたので、昨日に引き続き、家で のんびりまったりと、ビデオ鑑賞。
今日は、寺山修司の、「田園に死す」 白塗り学ラン角帽ですよ。下駄で線路を疾走。家出に母殺しで、少年期の脱却。 短歌の朗読を、寺山修司本人がしてました。東北訛りはともかくとして、 意外と声が高いのが、気になるのよね。
なんだか、天井桟敷の色々な舞台の要素が、そこかしこに埋め込まれていて、 興味深かったです。 八千草薫が、「お母さん、もう一度私を妊娠してください」って言ったり。 そりゃ、身毒丸じゃなかったっけ?
映像のインパクトでは、脳内トップ3に入る、寺山修司。 舞台の人だから、映像でも大掛かりで象徴的な舞台装置での、断片的かつ暗喩的 映像の連続で、なんだか脳味噌が、ショッキングピンク一色に染まっていくような、 不思議なトリップ感が味わえます。しかも恐山に賽の河原に奇形サーカス団だし。 J・A・シーザーの音楽が、また癖になるのよね。一種の宗教音楽だ、あれは。
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