縁側日記  林帯刀





2005年06月27日(月)  糸電話。


≪Musical Baton≫

つきのきさんからもらったので(謝々!)
やってみるです。
実は、だれかおくれ、と思ってた。

▽パソコンに入っている音楽ファイルの容量
なし。CDかMDのまま。
(パソ君のスペックがよくないから)

▽いま聴いている曲
「柳の手」Ett

▽最近買ったCD
「TRACE」Spangle Call Lilli Line
「テンカラ」Ett

▽よく聴くあるいは思い入れのある5曲
「田舎の生活」スピッツ
「One more time, One more chance」山崎まさよし
「H.T.」今堀恒雄
「樹海の糸」cocco
「King of Solitude」鬼束ちひろ

それぞれの曲についてはまた今度書きます。書けたら。

バトンを渡す人 > 西っち、なおさん(またはキヨシ)
3人はこれに気がついてやりたくなったらやるのがよいです。

≪/Musical Baton≫





糸電話の糸は切れてしまった。

いや、正確には、私が切った。
足元にはさみを転がしたのは君。

君は知らない。
もう夜中に糸がぴんと張られて、
私の声が聞こえてきたりはしない。
糸電話は糸をだらりと下げたまま、
君の部屋でほこりをかぶっていく。
いつしか君は忘れてしまう。
糸電話のことも、私の声も。

私の右手にはまだ受話器がある。
それを捨てる。
またすぐに拾う。
何かつぶやいてみる。
声はどこに行くこともできずに溜まっていく。
あるいは消える。
その余韻を聞いている。
自分の声が嫌いだ、と思う。

こんな声じゃ、どこへもいけない。





暑いのは嫌いじゃないけど、
意思とは関係なく体は疲れるので、
結局好きにはならない。
扇風機は好き。
あの原始的なところが好き。





私は落下する魂。
ニュートンも林檎も関係なく、
底のない夜に向かって、
緩慢に落ちていく一匹のけもの。




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