縁側日記  林帯刀





2005年07月03日(日)  一人称。


ながい梅雨のあいだは
空気に水がおおいので
紙魚は引越しをするのです
街角の古本屋や
蔵の巻物を
くるくると見て
もぐりこむ
そこで眠る
おなかがすいたら文字を食べる
ひらがなは甘い
カタカナは辛い
漢字はにがい
ときどき文字のあいだを泳いで
あとがきの手前にころがってみる
次の引越しは
真夏の夕立か
秋の長雨





自分のことを「私」と言うのに飽きた。
飽きたというか、疲れてきた。
2年前ぐらいから、書くものとか、
ここでもなるべく使うようにしてたんだけど、
無理してたのに気がついた。
「俺」でも「僕」でも変わんないやんね。
ここ以外の書きものはどうなるか分からないけど。





倒錯気味。
惚れたはれたがなんだっつの。
ある作品の二人の関係にあこがれる。
疑問がでてきた。
調べてみよう。





なまぬるい闇だ




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