2009年02月02日(月) |
1兆8千億円のボーナス?!(◎◎; |
これは一昨日の新聞に小さく出てた記事なのだけれど、 机のそばに開いたままずっと置いてあったので、さっき思い出した。
アメリカの、経営難で崩壊寸前で、公的資金を受けている金融機関の 経営者たちが高額の報酬を得ている話である。 「200億ドルのボーナスを自ら支給」という表現もある。
ボーナス1兆8千億円、、、では、月給はいくらなんでしょう?
1兆8千億円は、ざっと計算して日本の庶民の200万倍では? ことによったら、300万倍かもしれない。 今のご時世では、ボーナスなしもあり得たかもしれない。
我々の2倍か3倍くらいは、あれこれ考え忙しく働いているかもしれぬ。 しかし、こういう高額の算定基準はいったい何なんだろう? 経営難だそうだから、利益に見合う報酬であるはずがない。 普通の人間の何十万倍も何百万倍も働くなんてありえない。
こんなご時世でなくても、もらいすぎだ。 何年もこんなにもらいすぎていたのだから、 経営難になったら、税金に支援を求めなくたって、 立て直すための資金は自分のお家にいっぱいあるはずだ。
こんなご時世のそんな経営状況の中で、高額報酬を自らに支給する、 なんて感覚が狂いすぎている。 もし実際に税金からの資金援助をしてもらっているなら、 自らへの報酬はとっくに0にしておくべきだろう。。。 新自由主義経済は、やはり経営陣の心を狂わせてしまったようだ。
こういう問題は、情報が少なすぎてわからないことだらけなのだが、 たとえば、リーマンの経営陣にしたって、 今はホームレスで空き缶置いて道端に座っているのか、、と思うと、 きっとそんなこともなく、豪邸でぬくぬくと生活しているのでは???
日本の大企業の経営陣にしたって、 自分たちは莫大な報酬で莫大な資産を抱え込んでいながら、 経営がうまく行かなくなると、弱者を寒空に放り出して、 凍死しようが餓死しようが自殺しようが、知ったこっちゃない。 ワークシェアリングをしたら、正規社員の報酬が減るという 不都合・反発が起こるだろうけど、そこを、 自身の報酬はしばらくの間遠慮するか、 自身の使い切れない莫大な資産のほんの一部を拠出して、 社員の報酬が減りすぎないだけの手当をしてもいいではないか。 強欲なやつらめ。 何も、低賃金で貯金もなく、住むところもない人たちを追い出してまで 自身の莫大な資産に、高額報酬を積み重ね続ける必要はないでしょう。
きょうの新聞には、今回の解雇にあった人たちが、 農業や漁業に職を見つける話があって、 やっと未経験の農業に採用されて、家族でその地に転居する人が、 5人家族で、1カ月の報酬が17万円ということが書いてあった。 それでも、無職よりは希望を見出せたそうだが、 17万円で5人家族が生活する困難さは誰でも想像できる。 むしろ、それで生活できるという想像の方が難しいほどだ。
そんな記事を読んでいたので、1兆8千億円に怒ってしまったのだ。
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オバマ米大統領は29日、経営難で政府の支援を受けている金融機関の経営者らが高額報酬を得ていることについて「無責任の極み。恥ずべきこと」「規律と責任感を示してもらう必要がある」と厳しく批判し、報酬削減を求めた。激しい口調で記者らに不満をぶちまけた。
ホワイトハウスでガイトナー財務長官らと金融危機対策などを協議する際、怒りをあらわにした。ニューヨーク州当局の発表に基づいて金融業界の報酬額を掲載した記事をひき、「ウォール(金融)街の銀行家たちは200億ドル(約1兆8千億円)相当のボーナスを自ら支給したことを示している」と指摘。「ほとんどの(金融)機関に崩壊の危険が迫っており、納税者たちに支援を求めている」なかで、危機が起きる前の04年と同水準の報酬を「無責任の極み。恥ずべきこと」と切り捨てた。
オバマ政権は金融機関の経営への介入を強めている。公的資金が投入された金融大手シティグループも、検討していた約5千万ドル(約45億円)の専用ジェット機購入を断念したと伝えられる。大統領は「ジェット機を買う計画を進めていた(金融)機関」にガイトナー長官が翻意を迫ったことを明らかにし、「彼らはもっと認識すべきだった」と語った。
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